トップページ > 記事閲覧 
「トランスフォーマー」
投稿日 : 2007/08/11 10:23
投稿者 Excalibur
参照先
1984年にハスブロ社から発売された変形ロボット玩具は、マーベルコミック社と組んでのコミック展開やTVアニメーション化と相俟ってたちまちヒット商品となり、20年以上経った現在まで新商品がリリースされ続け、アニメーション版も何度かの中段期間を挿みながらも継続、現在も新作の企画が動いているという。
それが今回、監督マイケル・ベイ、プロデューサースティーブン・スピルバーグの手によって映画化された。以前TVアニメ版をベースにした劇場版が製作されたことはあったが、実写での映画化は初めて。20年前なら実現不可能な企画だったかも知れないが、技術の進歩は素晴らしいものがある。

宇宙からの侵略ロボット軍と、それに対抗する友好的なロボット軍との抗争に巻き込まれた少年たちが右往左往する様を、ひたすら大金を投入して映像化。若干キャラクターが多すぎる嫌いがあるのと、あまり機能していない脇筋に時間を割いているのが難ではあるが、単純に楽しめる娯楽作品には仕上がっている。
あまり評判は芳しくはないし、キャラクターに思い入れもないので、全くといって良いほど期待せずに観たのだが、それがかえって良かったのかも知れない。日本の専売特許である巨大ロボットを、実写で完璧に映像化されてしまったことには口惜しさを覚えるが。

ところでこの「トランスフォーマー」、元はと言えば日本製の玩具である。
女の子向け玩具「リカちゃん」シリーズで有名な玩具メーカーのタカラ(現・タカラトミー)は、「G.I.ジョー」など男の子向け玩具もリリースしているが、「変身サイボーグ」以降自社オリジナルのSF玩具シリーズをスタートさせた。その流れを汲む「ミクロマン」や「ダイアクロン」シリーズをアメリカ展開するにあたってハスブロ社と組み、これにマーベル・コミックも加わって一大ムーブメントになった。
TVアニメ版を製作したのも日本の老舗・東映動画(現・東映アニメーション)で、『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のタイトルで逆輸入。『機動戦士Zガンダム』に代表されるドラマ志向の強い”リアル・ロボット”物と称される作品群が全盛だった当時、善悪のハッキリしたシンプルなストーリーが逆にファンに支持されることとなり、以後は日本オリジナル展開のアニメーションも製作されるようになっている。
ただ自分はリアルタイムでこの第一シリーズは観ているが、そのアメリカナイズされたノリには付いていけず途中でフェードアウトしてしまっている。

記事編集 編集
作品データ
投稿日 : 2007/08/11 10:26
投稿者 Excalibur
参照先
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ/マイケル・ベイ/ブライアン・ゴールドナー/マーク・ヴァーラディアン
プロデューサー:ドン・マーフィ/トム・デサント/ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ/イアン・ブライス
原案:ハズブロのトランスフォーマー アクション・フィギュアに基づく
ストーリー:ロベルト・オーチー/アレックス・カーツマン/ジョン・ロジャース
脚本:ロベルト・オーチー/アレックス・カーツマン
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
監督:マイケル・ベイ

シャイア・ラブーフ/タイリーズ・キブソン/ジョシュ・デュアメル
アンソニー・アンダーソン/レイチェル・テイラー/ミーガン・フォックス
ジョン・タトゥーロ/ジョン・ヴォイド

2007年
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -