トップページ > 記事閲覧 
「まだまだあぶない刑事」
投稿日 : 2007/07/03 15:30
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:鳥井邦男
製作:黒沢満、高田真治
プロデューサー:近藤正岳、服部紹男、飯沼伸之
製作総指揮:黒沢満、高田真治
企画:奥田誠治、遠藤茂行、伊地智啓
脚本:柏原寛司、大川俊道
撮影:仙元誠三
音楽:遠藤浩二

<出演>
舘ひろし/柴田恭平/浅野温子/仲村トオル/佐藤隆太/窪塚俊介/水川あさみ/原沙知絵/ベンガル/山西道広/伊藤洋三郎/石山雄大/田中哲司/四方堂亘/海一生/衣笠拳次/長谷部香苗/飯島大介/成瀬正孝/大沢樹生/中島知子/川原彰/奥田優子/木の実ナナ/小林稔侍、他

<ストーリー>
韓国の釜山で小型核兵器の闇取り引きの潜入捜査を行っていたタカとユージは、横浜へと戻っていた。7年振りに横浜港署へ戻ってみると、トオルは捜査課長に、カオルは少年課課長へと出世していた。再会を楽しむ間もなく、7年前にタカとユージが逮捕した尾藤が脱獄したとの情報を耳にし、タカとユージは再び危険な捜査へと足を踏み入れる。

2005年 東映
記事編集 編集
Re: 「まだまだあぶない刑事」
投稿日 : 2007/07/03 15:33
投稿者 久保田r
参照先
 確かに「まだまだあぶない刑事」という内容になっていた「あぶない刑事」の最新作映画。お約束な台詞とお約束なシーンを挟みつつ、現代風な設定を盛り込んできちっと「あぶ刑事」の映画として仕上がっている。

 前作から7年経ったからとて全てを現代風に新しく格好良くはしていない。そうする必要があるならば、俳優を総取っ替えしているだろうし、そもそも「あぶ刑事」の映画を作る必要もない筈。あくまでもタカとユージの格好良さが前提にあり、そこへ現代風の犯罪組織を絡めることで「あぶ刑事」の最新作として成り立っている。

 数々のお約束シーンは、シリーズを見ている人にとっては文句なく楽しめるところ。「ダンディー鷹山」「セクシー大下」の決め台詞と決めポーズは変わらぬお約束だし、どこから調達して来るのか分からないバイクに乗って銃をぶっ放すタカのお約束シーンは、「あぶ刑事」にとってはなくてはならないショータイム。どんなに歳を取っても走って走って銃を撃つユージの格好良さもお約束だし、トオルとの漫才のような掛け合いもお約束。これらのお約束をふんだんに取り入れた上で、スケールの大きい事件を彼らは追い続ける。

 事件の設定や犯人の設定は、よく考えられていると思う。小型核兵器という小型とはいえとんでもない兵器を扱っているのに比べ、舞台の規模ややっていることは小さいかも知れないが、設定はなかなか。刑事としてはむちゃくちゃやっているようにみえるタカとユージでも、今度の事件の真犯人と比べたら、ずっと人間味のある温かさを持っている。組織に融合しているように見せかけている冷血な犯人と比べ、懐の温かさを持つタカとユージはずっと魅力的な人物。それがよく表れている作品となっている。

 シリーズを通して見ていると仲村トオルの演技の上達振りに安心感。仰々しさが抜け、捜査課長となってもトオルらしさを上手く表現しているところに「あぶ刑事」の過去と現代を上手く繋いでいる。近藤課長の口ぐせである「ばっかも〜ん!」をそっくりに真似たシーンでは、今作品に於ける中条静夫さんへの敬意が感じられた。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -