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「ワールド・トレード・センター」
投稿日 : 2007/05/20 15:14
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:オリヴァー・ストーン
製作:マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア、モリッツ・ボーマン、オリヴァー・ストーン
脚本:アンドレア・バーロフ
撮影:シーマス・マッガーヴェイ
編集:デヴィッド・ブレナー、ジュリー・モンロー
音楽:クレイグ・アームストロング

<出演>
ニコラス・ケイジ/マイケル・ペーニャ/マギー・ギレンホール/マリア・ベロ/スティーヴン・ドーフ/ジェイ・ヘルナンデス/マイケル・シャノン/ニック・ダミチ/ダニー・ヌッチ/フランク・ホエーリー/トム・ライト、他

<ストーリー>
2001年9月11日。世界貿易センタービルに2機の飛行機が激突。ビル内の人々の救助に向かったジョン・マクローリン率いる港湾警察のチームは、ビルの崩壊に巻き込まれ、瓦礫の下敷きとなる。瓦礫に押し潰され、身動きが取れないまま救助を待ち続けるジョンとウィル。不安な気持ちのまま待ち続ける家族もまた眠れぬ夜を過ごしていた。

2006年 アメリカ UIP
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Re: 「ワールド・トレード・センター」
投稿日 : 2007/05/20 15:16
投稿者 久保田r
参照先
 静かな悲しいピアノの旋律が余韻となって残る映画。2001年9月11日に起こったハイジャックされた2機の飛行機が世界貿易センタービルに激突した時の出来事が描かれており、二人の警察官が崩壊したビルの瓦礫に生き埋めとなり、恐怖と不安の中で救助を待ち続ける心理的苦痛がドキュメンタリー風に描かれている。この映画は、奇跡的に生還した二人の港湾警察官の実話を基に作られた映画。

 事実は小説よりも奇なりという言葉があるように、この映画は事実に敬意を払ってか殊更な脚色はしていない。その為、爆破シーンやアクションシーンなど派手な映像は少なく、その分、二人の警察官とそれぞれの家族が体験したその日の極限状態の心理が時間を追って丁寧に描かれている。

 瓦礫の下敷きで痛みに喘ぎながら救助を待ち続ける人間の極限状態と、安否を知らされぬまま長い間待ち続ける家族の不安な気持ちの極限状態は、想像するだに辛くなる。もし自分があの立場だったら…と思うと、きっとやり切れぬ怒りをぶつけずにいられないだろうと思う。この警察官と家族と同じような思いを味わった人たちがもっとたくさんいる筈で、この日を体験した人たちにとってこの映画は辛さを思い出させられる苦い思いのする映画かも知れないが、この日に起こった「思い」を忘れない印として作られるべくして作られた映画だと思う。

 エンターテイメントな映画ではない。「9.11」に起こった家族や救援に駆けつけた人々の「思い」が描かれている映画。見た後に、家族愛が感じられる。
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