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「SFソードキル」
投稿日 : 2007/03/23 22:05
投稿者 Excalibur
参照先
当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったものの、今は亡きインディーズの雄エンパイア・ピクチャーズの作品。
400年前のサムライ・ウォーリヤーが現代のニューヨークに甦る!というストーリーで、主演は本作で見事ハリウッド進出を果たした藤岡弘。この手の作品は日系人やアメリカ人が主演して、日本人の目からするとトンデモな作品に仕上がっているケースが多いが、藤岡弘の尽力の賜物か、この作品はかなり「見られる」ものになっている。

物語の展開はハッキリ言って『キング・コング』などと同じ。現代文明社会へ連れこまれてしまった主人公が遭遇するカルチャー・ギャップを描くのが主眼で、主人公に協力するもの、敵対するもの双方が登場し、結局は悲劇のうちに主人公は排除されてしまう。それにしても、現代NYには日本語を解するキャラが殆どいないため、主人公のタガ・ヨシミツは最後まで自分の置かれた境遇を理解することなく死んでいくのはあんまりである。誰か説明してやれよ、と画面に対してツッコミを入れたくなる。

監督はラリー・キャロル、製作は1984年。小規模ながら、日本での劇場公開も実現した。
多くを望まず、藤岡弘の演技を堪能したい向きにはお勧めしたい。

                   (1986.11.7 VIDEO)
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