「大蛇王/HONG KONG崩壊の序曲〔大蛇大戦〕」
投稿日 | : 2007/03/19 20:28 |
投稿者 | : Excalibur |
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女の子が可愛がっていた蛇が(とんでもねー奴ですが)、博士の開発した新発明によって巨大化し、街で大暴れするという怪獣映画の王道を行くパターンの作品です。発明を狙った悪人が登場し、主人公格の狂言回しがその悪人と対決するというのもお約束。
実は大蛇は女の子を助けに行っただけなんですけれど、でかい図体で街を徘徊してしまったために、結局は退治されてしまうという物悲しいストーリーでもあります。
それにしても女の子の名前が「テンテン(ティンティン)」で、大蛇の名前が「モスラ」。う〜ん・・・。
日本から『里見八犬伝』(1983年の角川映画版)のスタッフが特撮に参加!と謳ってあるのですが、特撮監督として矢島信男でも行ったんでしょうか。合成カットなどには見るべき点もあるんですが、ただモスラが暴れて災害が起こるシーンでは東宝特撮、円谷特撮からのフッテージが大量に使われております。ちゃんと許可取ってあるのかなぁ?
駄作とまでは言いませんが、台詞も歌(これが頻繁に流れるんだ)も煩いのに閉口しますけれど、ラストがちょっぴりほろ苦いから良しとしましょう。
監督はヒュー・ユールン、1986年の作品。
なお、ビデオは再発売の時に改題されました。