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「武士道ブレード」
投稿日 : 2007/03/17 11:53
投稿者 Excalibur
参照先
時は幕末。日米友好条約締結を控え、米国大統領へ献上する予定だった宝刀が、攘夷派の大名によって盗まれた。宝刀を取り戻すべく幕府側と米国海軍はそれぞれ追手を繰り出し、一大争奪戦が展開されるという日・米・英の合作という触れ込みのアクション映画。
例によって”あぶないニッポン感”から作られた勘違い映画だが、まぁまぁマシな方だろう。
監督は、合作映画というと借り出されるトム・コタニこと小谷承靖。

実際のところストーリーなどはどうでも良く、次から次へと登場する役者の顔触れを楽しむ作品である。
一応リチャード・ブーンがペリー提督を演じていて主演扱いだが、他にはジェームズ・アール・ジョーンズ、フランク・コンバース、マコ(先ごろ物故された日本人俳優のマコ岩松)、天津敏、大前均、浅野真弓(なんとヌードも披露)らが出ているのだが、何といっても圧巻なのが、邦画での大作の顔と呼べる三船敏郎、丹波哲郎、それに千葉真一の三人が揃って出演していることだ。
もっともトシロー・ミフネとサニー・チバの台詞は殆ど英語吹き替えになっているのだが、タンバ先生は日本語の台詞も多く、英語台詞も自分で喋っているようだ。流石、進駐軍の通訳をしていたと豪語するだけのことはある。

似たような内容でも、トム・クルーズ主演の『ラスト・サムライ』のような”感動系”を期待する人にはお勧めしかねるが、B級魂をお持ちの方ならばどうぞ。
なお作品の製作年は、1976年、1979年、1980年と諸説あり。いずれにせよ、浅野真弓は『ウルトラマン80』に出演する前である。

              (1991.6.17 VIDEO)
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