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「渋谷物語」
投稿日 : 2007/03/12 15:27
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:梶間俊一
製作:黒澤満
プロデューサー:石井徹、小島吉弘、榊田茂樹
原作:安藤昇
脚色:石松愛弘、田部俊行、梶間俊一
企画:安藤昇
音楽:吉川清之
音楽プロデューサー:石川光
美術:福澤勝広
助監督:金祐彦

<出演>
村上弘明/南野陽子/遠野凪子/山路和弘/升毅/菊池隆則/四方堂亘/金山一彦/松方弘樹/津川雅彦/風間トオル/榎木孝明/永島敏行/渡辺裕之/安藤昇、他

<ストーリー>
昭和20年、特攻隊の生き残りとして復員した安藤昇は、闇市でかつての仲間たちと再会し、抗争を繰り広げる。やがて渋谷に進出し、付近のヤクザを次々と屈服させた安藤昇は、渋谷興業を立ち上げ、組織を大々的なものとしていった。

2004年 東映ビデオ
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Re: 「渋谷物語」
投稿日 : 2007/03/12 15:29
投稿者 久保田r
参照先
 終戦直後の混乱期の男たちの力対力の抗争劇を描いている内容で、任侠映画ファンには要チェックの作品かも知れない。私は任侠ものをまったくと言っていいほど見ないので、「安藤昇」という人物については何も知らず、単に”戦後の混乱期を力でのし上がった人物の役を村上弘明が演じている”という点のみに引かれてこの映画を見た。映画を見た後に知ったことだが、この「安藤昇」という人物は、任侠映画に於いては知らぬ者はないくらいの大物人物だということで、映画を振り返ってみて(なるほどなぁ)と頷いた次第。

 さて、「安藤昇」を演じた村上弘明は、声が低くドスが効いていて思った以上に様になっていた。年齢的にも見合った風格が備わっていたのかも知れない。真っ白なスーツ姿も着物の寝間着姿もどれもピシっと様になっていて、”大物”という雰囲気がよく出ていた。この点は期待通りで良かった。ただ欲を言えば、女性との裸のシーンは私としては最後までない方が良かった。でも、この手の映画でそういったシーンがないのは物足りないものだろうし、それに何と言ってもやはりすらりとした美しい後ろ姿を見ることができたのは眼福ではあった。

 ストーリーは、「自伝」というだけあって「安藤昇」のみに絞ってまとめられてあって見やすく分かり易かった。だが、数あるエピソードを順に繋げている構成なので、エピソードによっては急ぎ足のところもあり、今一つ気持ちが盛り上がらないところもあった。でも「安藤昇」を支える仲間たちや敵対する人物を演じている俳優陣の立ち回りが素晴らしく、見事「安藤昇」を守り立てている作品に仕上がっていた。泰子を演じた南野陽子と、関東一円を治めるヤクザの大物を演じた松方弘樹がさすがの存在感。圧巻。
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