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「四月の雪」
投稿日 : 2006/10/24 14:37
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:ホ・ジノ
製作:ペ・ヨングク
製作総指揮:キム・ドンジュ
プロデューサー:カン・ボンネ
脚本:ホ・ジノ、シン・ジュノ、イ・ウォンシク、ソ・ユミン、イ・イル
撮影:イ・モゲ
音楽:チョ・ソンウ
美術:パク・サンフン
編集:イ・ウンソ

<出演>
ペ・ヨンジュン/ソン・イェジン/イム・サンヒョ/リュ・スンス/キム・クァンイル/チョン・グッファン、他

<ストーリー>
妻が交通事故に遭い、病院へ駆けつけるインス。手術室前の椅子には、自分と同じように暗い表情をしている女性が座っている。手術が終わった後も何度となくすれ違うインスと女性。そして、二人は事故の報告を受けるために行った警察で衝撃の事実を知る。

2005年 韓国 UIP
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Re: 「四月の雪」
投稿日 : 2006/10/24 14:39
投稿者 久保田r
参照先
 綺麗な映像だった。台詞の少ない「間」を埋めるようにゆるやかに余韻を持って流れる映像の連続で、肌を綺麗に映しだす柔らかいライティングとゆっくりとしたカメラワークで終始綺麗な映像の映画だった。

 内容は、詩情的な作品で、台詞よりも「間」がストーリーを物語っていて、役者の表情と仕草と余韻のある映像でドラマが進められていた。この作品を見ていると、ストーリーよりもこの人物は次にどうするのだろう…と、役者の行動に目がいくようになる。それは、登場人物を演じる役者から生まれた演技というよりも、作品の一定したイメージに沿った演技となっていて、徹底した雰囲気作りが感じられる演技だった。監督の描く作品へのイメージのこだわりが伝わってくる演技だった。

 作品を見た後の感想は、胸にのしかかる重苦しさ。ベタな演出や、ストーリー自体のリアリティさや、医療的なリアリティさや、当事者間の心理的なリアリティさといったものがやや現実離れしているので、この作品はこういう世界観を好む人向けの映画という感じがする。私小説を読むような感じ。特異な出会いと当事者にしか分からないという秘密のベールが、男女をいやおうなしに近づけている。不幸のどん底で出会うインス(ペ・ヨンジュン)とソヨン(ソン・イェジン)が華奢な儚さで描かれているので、それぞれの俳優に入れ込んでいる人が見るには綺麗な映像美に引き込まれる作品になっていると思う。ピアノの旋律が美しく綺麗な音楽だった。
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