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「計画性の無い犯罪」
投稿日 : 2006/07/13 14:34
投稿者 久保田r
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<スタッフ>
監督:ジム・カウフ
製作:リン・ビグロー
製作総指揮:ロブ・コーエン、ジョン・バダム
脚本:ジム・カウフ
撮影:ロン・ガルシア
音楽:デヴィッド・ニューマン

<出演>
コービン・バーンセン、ルー・ダイアモンド・フィリップス、ホイト・アクストン、ルーベン・ブラデズ、フレッド・グウィン、エド・オニール、他

<ストーリー>
1行しかない田舎町の銀行を襲撃することを企てたフランクは、4人の仲間を呼び寄せた。しかしフランクは、仲間が到着する前にニュージャージーから追って来た刑事に捕まってしまう。リーダーのいない状態で集まった仲間は、内輪もめを繰り返しながらもフランクの残した資料から銀行強盗を決行する。

1989年 劇場未公開
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Re: 「計画性の無い犯罪」
投稿日 : 2006/07/13 14:35
投稿者 久保田r
参照先
 これだけ面白い映画なのに日本未公開とは驚いた。コメディ映画というよりもユーモアたっぷりの笑える映画という内容で、各シーンに笑いのツボはないが、全編を通してユーモアが溢れていて楽しい映画。登場人物みんなにユーモアのある間の抜けた性格が付けられているので、彼らの絡みが楽しい。

 最近の映画はバラエティ豊かな都合の良い展開の連続によって見る者を作品の世界に引き込んでいるが、この映画はその逆を行っている。都合の悪い展開の連続によってドラマが進み、その都合の悪い展開になった時の登場人物のユーモアある行動が笑える映画。仲間を呼んだ途端捕まってしまうリーダーや、仲間の自分勝手な行動に振り回される苦労性の仲間や、詰めの甘い刑事などなど、どのキャラクターも間が抜けていて愛嬌があって楽しい。特に、護送中に脱走して仲間のところへ向かうリーダーの逃走劇が楽しい。一晩中かけて散々苦労してようやく仲間が待っている筈の家に辿り着いた時には銀行強盗が終わっていて、その犯人にされてしまう。保釈金は100万ドル。仲間たちは奪った金から100万ドルを持ってリーダーを迎えに行くという人情味のある結末となっている。

 銀行強盗をするという犯罪を描いた映画ではあるが、ここに冷酷な人間は存在しない。人の思いを大切にしている映画で、どのキャラクターの思いも行動もちゃんと反映されている。人の温もりを感じることが出来る映画。仲間うちのレイとニックのコンビがなかなかの良い味。隠れた名作。
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