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「オーシャンズ13」
投稿日 : 2010/07/31 17:03
投稿者 久保田r
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<スタッフ>
監督:スティーブン・ソダーバーグ
製作:ジェリー・ワイントロープ
製作総指揮:ジョージ・クルーニー、スティーブン・ソダーバーグ、スーザン・イーキンス、グレゴリー・ジェイコブズ、ブルース・バーマン、フレデリック・W・プロスト
脚本:ブライアン・コッペルマン、デヴィッド・レヴィーン
撮影:ピーター・アンドリュース
音楽:デヴィッド・ホームズ

<出演>
ジョージ・クルーニー/ブラッド・ピット/マット・デイモン/アンディ・ガルシア/ドン・チードル/バーニー・マック/エレン・バーキン/アル・パチーノ/ケイシー・アフレック/スコット・カーン/エディ・ジェイミソン/シャオポー・クィン/カール・ライナー/エリオット・グールド/ヴァンサン・カッセル/エディ・イザード/ジュリアン・サンズ/オプラ・ウィンフリー、他

<ストーリー>
ダニー・オーシャンの仲間の一人のルーベンが心筋梗塞で倒れる。ルーベンは、バンクに土地とホテルを騙し取られ、ショックで倒れたのだった。ルーベンの枕元へ集まった仲間たちは、仇を取るべくバンクに対し壮大なリベンジを敢行する。

2007年 ワーナー
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Re: 「オーシャンズ13」
投稿日 : 2010/07/31 17:09
投稿者 久保田r
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 ダニー・オーシャンと仲間たちが再びラスベガスに集結。仲間の一人のルーベンが、カジノホテルのオーナーのバンクに土地とホテルの権利を騙し取られ、心筋梗塞で倒れる。ルーベンの元に集まったオーシャン達は、リベンジを誓う。最新技術のセキュリティを誇るバンクのホテルは、リスクの高い障壁ばかり。だが、オーシャンたちは用意周到に根回しをし、最高のショーが幕を開ける。

 前作の「12」よりもポイントが絞られてあり、ワクワクしながら楽しめる作品となっていて面白かった。前作まではダニーのパートナーのテスや、片腕のラスティーの元恋人などが登場し、彼らの人間関係までをも組み込んでいたため、若干風呂敷が広がり過ぎている感があり、今ひとつオーシャン達の仕事振りにのめり込めないところがあったが、今作は、冒頭でダニーの台詞で「テスは関係ない」とバッサリと宣言している通り、仲間の財産を騙し取ったバンクに対して復讐するという目的のみで彼らが動いているので、最初から最後までオーシャンズの仕事振りにのめり込めてとても楽しかった。

 オーシャン達の仕掛けは、今回も桁外れに大きく、カジノでいかさまをするための小細工はほんの序の口で、ダイスを作る工場に潜入しては労働環境改善のために経営者側と戦ったり、天災を起こすために海峡を掘った掘削機を取り寄せたり、ホテルの信用失墜とカジノで大損させるという当初の計画の他にも「5つダイヤモンド」までをも盗む計画が加わり、彼らの計画は壮大にして複雑かつ華麗。おのおの異なった得意分野を持った仲間たちが、一つの目的に向かって行動する様子は、見ているだけでワクワクするし、時にはハラハラもあって楽しめる。

 オーシャンを演じたジョージ・クルーニーと、オーシャンの片腕であるラスティーを演じたブラッド・ピットが格好よいのは大前提として、今作の主役はなんと言ってもこの人、アル・パチーノ。オーシャンの仲間のルーベンから土地を騙し取り、従業員に対する恩情など欠片もない非情なカジノホテルオーナー役が殊の外ピッタリと当てはまっている。こういう役のアル・パチーノは説得力があってはまり役。アル・パチーノの片腕役を演じたエレン・バーキンも抜群の存在感。やり手の切れ者だけれどもホストタイプには弱いという女性を隙なく演じている。

 たくさんの人物が登場し、たくさんの仕掛けが登場するこの作品は、目まぐるしく展開するストーリーを追うだけでも楽しい。目的のためにたくさんのお金をかけるオーシャン達の姿勢は、そのまま映画製作にも当てはまっているように思う。大掛かりなセットにたくさんのエキストラが出演するこの映画は、必然的にたくさんのお金がかかっている筈。そこにある目的は、映画を楽しむこと。観る者を楽しませるのはもちろんのこと、製作サイドもこの大掛かりな映画作りを楽しんでいるのではないかと思えてくるよう。顔がいいだけが取り柄の若い俳優の出番などはなし。渋くて格好いいイケてるおじさんばかりが大活躍。この作品は、オトナのオトナによるオトナのための壮大な娯楽映画。スカっとする作品。
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