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「仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦 2010」
投稿日 : 2010/08/26 16:45
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:田崎竜太
アクション監督:宮崎剛
原作:石ノ森章太郎
脚本:三条陸、米村正二
特撮監督:佛田洋
音楽:鳴瀬シュウヘイ、中川幸太郎
主題歌:GACKT「Stay the Ride Alive」

<出演>
井上正大/戸谷公人/桐山蓮/菅田将暉/石橋連司/寺田農/吉川晃司/村井良大/森カンナ/広瀬アリス/瀬戸康史/山本ひかる/なだぎ武/渋谷飛鳥/手塚とおる/生井亜実/飛鳥凛/君沢ユウキ/なすび/腹筋善之介/中川真吾、他

2009年 東映

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Re: 「仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦 2010」
投稿日 : 2010/08/26 16:50
投稿者 久保田r
参照先
 平成仮面ライダー10周年記念作品として企画制作された「ディケイド」と「W(ダブル)」の豪華競演劇場作品。3部構成となっており、第1部は「ディケイド」、第2部は「W(ダブル)」、第3部は「ディケイド&W(ダブル)」という構成。

 第1部の「ディケイド」のタイトルは、「完結編」。ディケイドは、数々のライダーの世界を渡り歩いて来たが、そこから士(つかさ)が見つけた答えは、全てを破壊すること。破壊者となったディケイドは、次から次と現れるライダーを倒し、戦いの後に残るカードを集める。士(つかさ)の破壊行動を止めるべく、夏海は、キバーラの力を得て仮面ライダーキバーラへと変身。ディケイドを倒す。ネオ生命体を誕生させたスーパー死神博士が現れ、スーパーショッカーとの戦いが始まる。再び戦う力を得た士(つかさ)は、ユウスケ、夏海、他のライダーたちと共に戦いを繰り広げる。

 第2部の「W(ダブル)」のタイトルは、「ビギンズナイト」。W(ダブル)誕生のエピソードが描かれている。探偵の左翔太郎は、死んだ筈の人間を探して欲しいとの依頼を受ける。風都には死んだ筈の人間が蘇る現象が起きており、その中にかつて自分が原因で死んだ探偵の師匠の鳴海荘吉を見つけ、スカルに変身した荘吉と戦うことになる。翔太郎は荘吉が死んだ場所を訪れ、その夜のことを思い出す。後を追って来たフィリップに諭され、翔太郎は戦うことを決意。死人を蘇らせるという場所へ行き、W(ダブル)へと変身した翔太郎とフィリップは、スカルを倒し、怪人を追い詰める。

 第3部のタイトルは、「MOVIE大戦 2010」。ディケイドとネオ生命体が戦っている場へW(ダブル)と怪人が現れ、それぞれの戦いが合流し、ディケイドとW(ダブル)が共に戦うこととなる。巨大化するネオ生命体。ディケイドはカードを駆使し、W(ダブル)はガイアメモリを駆使し、ファイナルフォームライドでネオ生命体を倒す。

 ディケイドの終わりとW(ダブル)の始まりを描き、ラストで共に戦うという流れのため、両作品のファンが楽しめる内容になっていると思うし、一見中味がバラバラに見える二つの作品が、第3部の戦いで一気に合流するというまるでドンデン返しのような手法が功を奏しており、TVシリーズを見ていなくともこの劇場版だけで十分に楽しめる作品になっているようにも感じた。事実、第3部の始まりの画面が縦に二つに分かれ、東映のマークが左右どちらにも現れ、片方の画面にディケイド、もう片方の画面にW(ダブル)が現れ、掛け合いながら台詞が一致していくところはワクワクとして楽しかった。合流してからの巨大化したネオ生命体との戦いは、正直なところ「仮面ライダー」としては行き過ぎだろうと思いつつも、ディケイドとW(ダブル)の個性が楽しく、最後まで面白く見ることができた。

 気付いたことを挙げると、W(ダブル)の方は色んな有名人が出ていて贅沢感があったこと。そしてディケイドは、鳴滝の言った「ディケイドに物語は必要ない」と、士(つかさ)の言った「旅に終わりはない」が、全てであったな…ということ。「完結編」と銘打った当作品であったけれども、はっきり言ってストーリーと呼べるものはなく、ただただ、ひたすらただただ、戦いを通してライダーの世界を渡り歩き、自分探しの旅を続けるという内容であったため。そんなディケイドを”破壊者”と呼ぶのは言い得て妙な例えであるし、ディケイドを倒すのが夏海で良かったと士(つかさ)と同様に私も感じた。これで夏海の士(つかさ)への思いがはっきりとした形となり、すっきり感があった。

 「MOVIE大戦」というタイトル通り、戦いに次ぐ戦いで、アクション祭りみたいな内容となっていて楽しかった。屋台で出された「イカでビール」でスーパー死神博士に変身した光栄次郎が楽しかったし、W(ダブル)の変身で倒れたフィリップを「よいしょ」と背負う亜樹子が頼もしく、スリッパでダミー・ドーパントを叩くシーンも楽しかった。そして意外にも出番が多かったのが、仮面ライダースカル。ソフト帽を斜めに被ったニヒルなスカルを吉川晃司が演じ、それが見事に役にハマっている。大人の魅力のライダー。
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