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「ザ・センチネル/陰謀の星条旗」
投稿日 : 2010/09/07 16:43
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:クラーク・ジョンソン
製作:マイケル・ダグラス、マーシー・ドロギン、アーノン・ミルチャン
製作総指揮:ビル・カラッロ
原作:ジェラルド・ペティヴィッチ「謀殺の星条旗」
音楽:クリストフ・ベック

<出演>
マイケル・ダグラス/キーファー・サザーランド/エヴァ・ロンゴリア/キム・ベイシンガー/マーティン・ドノヴァン/リッチー・コスター/ブレア・ブラウン/デヴィッド・ラッシュ/クリヅティン・レーマン/レイノール・シェイン/チャック・シャマタ/ポール・カルデロン/グロリア・ルーベン/ラウール・バネジャ、他

<ストーリー>
シークレット・サービスのベテラン、ピート・ギャリソンは、タレコミ屋から大統領暗殺の情報を得る。同時にギャリソンは、不倫関係にあるファーストレディのサラとの密会シーンの写真を送りつけられ、大統領暗殺計画に関わっている内通者として罠に嵌められていく。

2006年 FOX
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Re: 「ザ・センチネル/陰謀の星条旗」
投稿日 : 2010/09/07 16:47
投稿者 久保田r
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 マイケル・ダグラスが主演のシークレット・サービスもの。大統領暗殺計画を巡り、自身も罠に嵌められながら、見えない敵を逮捕すべく逃亡しながら手がかりを集めていく。友人役にキーファー・サザーランド、ファーストレディ役にキム・ベイシンガーが演じている。

 シークレット・サービスとは、大統領を守り抜く仕事。大統領の行く所には常に先回りして安全を確保し、周囲に目を光らせ、身を挺して大統領の命を守り抜く。それがシークレット・サービス。主人公のピート・ギャリソンは、ベテランであり、文字通り飛んで来る銃弾から身を挺して以前の大統領を守ったヒーロー。そんな彼は、事もあろうにファーストレディのサラと不倫関係にあり、大統領暗殺計画と絡んで敵の罠に嵌められ、内通者としての容疑をかけられる。ブレッキンリッジは友人関係にあったが、ギャリソンが妻と寝たと信じ込んでおりほぼ絶交状態にあった。ブレッキンリッジは内通者の洗い出しチームのリーダーとなり、様々な状況証拠から容疑者をギャリソンと断定。逮捕しようとするもことごとく逃亡されてしまう。ギャリソンは、逃亡しながら大統領暗殺を企てている敵を見つけるため、持てる知識をフル稼働して必死に行動する。

 命がけのシークレット・サービスの活躍は格好よいし、サスペンスの要素とアクションが全編に渡って絡み合っており、この手の作品が好きな人にはなかなか見応えのある内容になっていると思う。しかし、大ヒットドラマ「24」の主役であるキーファー・サザーランドが、シークレット・サービスの有能なリーダーを演じているので、どうしても「24」とイメージが重なってしまう点がマイナスなのかプラスなのかとても微妙なところ。「24」を見ていない私は、彼の演じたブレッキンリッジという人物を、単純に、格好よい上に有能で人の情と厳しさと素直さを持ち合わせた好人物として捉えて見ていたが、ジャック・バウアーのイメージを持っている人には、どうしてもダブって見えてしまうところがあったのではないかと思う。CMやDVDのジャケットぐらいでしか「24」を見ていない私ですらも、銃を構えているキーファーに”「24」っぽいなぁ”と感じたほどなので。(大ヒット作品の影響はかくも大きい)

 主演のマイケル・ダグラスは、頭の回転の速い知的なシーンと迅速な行動シーンを見せて存在感をアピール。ファーストレディのサラを演じたキム・ベイシンガーは、大人の女性のしっとりとした色っぽさと上品な笑顔が素敵で良かった。他にも、新米シークレット・サービスを演じたエヴァ・ロンゴリアの活躍も良かったし、暗殺を企てたリーダーも冷酷な感じがクールで格好よかった。

 役者の活躍がなかなか良かった作品だけれども、シナリオも良かったと思う。コンパクトに伝えるべきシーンと見せるべきシーンを随所に織り込んであり、込み入ったストーリーの割に分かりやすく見やすく仕上がっていた。ギャリソンとブレッキンリッジの関係も、暗殺計画の捜査と並行して整理して描かれていたので分かりやすかった。コンパクトにまとまっていた分、大掛かりさも派手さもない作品であるけれども、シナリオには力があったと思う。このコンパクトさならもう少し複雑な内容を入れ込むこともできたかも(?)知れないと思うほどに。
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