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「2012」
投稿日 : 2010/12/06 16:18
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:ローランド・エメリッヒ
製作:ハラルド・クローサー、マーク・ゴードン、ラリー・フランコ
製作総指揮:ローランド・エメリッヒ、ウテ・エメリッヒ、マイケル・ウィマー
脚本:ローランド・エメリッヒ、ハラルド・クローサー
撮影:ディーン・セムラー
音楽:ハラルド・クローサー、トマス・ワンダー

<出演>
ジョン・キューザック/キウェテル・イジョフォー/アマンダ・ピート/オリヴァー・プラット/タンディ・ニュートン/ダニー・グローヴァー/ウディ・ハレルソン/モーガン・リリー/ジョン・ビリングスレイ/ジョージ・シーガル/ジミ・ミストリー/パトリック・ボーショー/アガム・ダーシ/ヨハン・アーブ/トーマス・マッカーシー、他

<ストーリー>
マヤ文明の暦では2012年12月21日に地球滅亡が訪れるという予言を裏付けるかのように、地球の内部では地殻変動が起こり始めていた。科学者のエイドリアンは、すぐさま行動を開始。すぐに各国首脳に事態が告げられ、極秘裏に「船」が建造される。売れない作家のジャクソンは、子供たちとのキャンプ中に異変に気づく。やがて起こる大地震。ジャクソンは、子供たちと妻を守るため、必死に「船」を目指した。

2009年
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Re: 「2012」
投稿日 : 2010/12/06 16:22
投稿者 久保田r
参照先
 2012年の地球滅亡を描いた作品。科学者のエイドリアンは、いち早くその予兆に気づき、事態は各国の首脳たちに告げられ、秘密裏に「船」が建造される。運命の2012年。予測を遥かに上回るスピードで地上の崩壊が進み、「パス」を持っている人々は、脱出のため一斉に中国へと向かう。子供たちと訪れたキャンプ地で地球滅亡の異変に気づいたジャクソンは、子供たちと妻を守るため「船」を目指して必死の思いで中国へと向かう。

 地球滅亡をテーマにしているだけあって描写のスケールがデカイ。でもただそれだけだったかな…というのが私の率直な感想。CGがもの凄く丁寧で綺麗で、かつてこれほど美しい迫力はなかっただろうというぐらいに映像が綺麗。大規模な地殻変動に伴う大地震が地球のあちらこちらで頻発し、山は崩れ、建物は倒れ、都市は壊滅。崩壊に継ぐ崩壊のオンパレードで、世界の有名な建築物が次々と崩壊していく様は、映画ならではの描写力。不謹慎と思いつつ、崩壊の美しさを感じるほどに地球が滅亡していく様が篤と描かれている。

 CGに於いては、目を見張るほどの迫力と美しさを見ることができたのだけれど、ドラマに於いては残念ながら感慨を受けるまでには至らなかった。家族を助けるべく必死に行動するというジャクソンの父親像については分かったが、しかしその描写に於いても、危機一髪で助かるというアクションシーンを盛り上げるためのようにも見え、今一歩のところで共感できるまでに至らなかった。ただし、滅亡の危機に瀕した際の人間の心理や群衆の行動については冷静な目線で描写しているところがあり、10億ユーロを支払って「パス」を手に入れた金持ちの冷酷な行動や我が子を守る行動、「船」に乗ろうと詰めかける群衆の行動、政府要人の決断と行動などは、見て学ぶべき描写になっていると感じた。登場人物の誰一人として正解と呼べる行動はなく、助かったと思った次の瞬間には別の危機が訪れるという展開の連続に、生きることの厳しさを見た思いがした。

 崩壊する街、噴火する山、押し寄せる津波、飛行機、船。これらは、壮大な迫力で描かれてあり、見応え十分。地球滅亡という最大の危機に瀕した際、そこに人間ドラマなど生まれる余地もないほど人類はパニックに陥るのかも知れない。これは、崩れ行く地球のイマジネーションを描いている作品。
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