トップページ > 記事閲覧 
「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」
投稿日 : 2012/05/02 16:24
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:金田治
アクション監督:宮崎剛
原作:石ノ森章太郎
脚本:米村正二
特撮監督:佛田洋
音楽:中川幸太郎
主題歌:「Let's Go Rider Kick 2011」仮面ライダーGIRLS

<出演>
渡部秀/桜田通/三浦涼介/高田里穂/桐山漣/菅田将暉/秋山莉奈/石丸謙二郎/福本清三/ささきいさお、他

<声の出演>
藤岡弘、/佐々木剛/宮内洋/関俊彦/遊佐浩二/てらそままさき/鈴村健一/小野大輔/石川英郎/岩永洋昭/関智一/串田アキラ/立木文彦/柴田秀勝/飯塚昭三/加藤精三/納谷悟朗、他
記事編集 編集
Re: 「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」
投稿日 : 2012/05/02 16:26
投稿者 久保田r
参照先
 1971年の放送開始から40周年を記念して作られたオールライダー出演作品。メインとなって作品を引っ張っているのは、当時放映中だった「仮面ライダーオーズ」と、多数の劇場版が作られ人気の高い「仮面ライダー電王」と、初代となる1号とそして2号という面々。終盤には、オールライダーの他にキカイダー、キカイダー01、イナズマン、怪傑ズバットらも登場しバトルを盛り上げる。

 ストーリーは、いきなりオーズとモールイマジンのバトルからスタート。敵の体がヤミーでないことを訝しんだ映司とアンクは、電王に乗って現れた幸太郎とテディと共にモールイマジンを追って40年前の世界へと向かう。そして、過去との接触は禁止されていたにも関わらず、アンクは外へと出てしまい、戦いの際にセルメダルを1枚落として来てしまう。2011年の世界へ帰って来ると、ショッカーの支配する世界となっており、映司たちは戸惑う。原因がアンクの落としたセルメダルのせいだと分かり、幸太郎は再び40年前へと戻るが、セルメダルの回収は失敗に終わってしまう。そして…。

 時代を自在に行き来できる「電王」の特性をフルに活かした内容で、オーズら仮面ライダーと共に少年たちも連れて時代を行き来している点は、40年前に「仮面ライダー」を見て育った今の大人たちの子ども時代のわくわく感を掘り起こしてくれるようなそんな仕掛けとなっているようにも感じられたが、では、この作品の何が心に残ったかと自問自答してみると、特別に感じ入ったシーンもなく、感動的なこともなく、情緒性もなく、ただ始まりから終わりまでインパクトさとアクションで埋め尽くされている。そんな印象の作品だった。

 この作品のストーリーの要となっている”時間”の設定は、よく出来ているのかそれともそうではないのかというようなことはよく分からないのだけれども、一つ言えることは都合の良さに満ちているということ。オーズとモールイマジンのバトルからいきなりスタートするという切り口から始まって、今の今まで一緒にいたキャラクターが次のシーンでは共に行動していなかったり、その逆もあったりで、”時間”を行ったり来たりしているうちに辻褄合わせがよく分からなくなっちゃったまま勢いに乗って怒濤のラストバトルシーンへ突入している感があり、果たしてこの作品の必然性はどこに?という、どこか疑問符を抱いたまま完全に吹っ切れない気分のままで鑑賞を終えた。そんな作品だった。

 ただ、オールライダー+αという多数のヒーローが出演しているため、視覚的には華やかかつ豪勢。昭和から平成のライダーまでズラリと揃って戦う様は、やはり見応えがあって楽しい。ショッカー首領を倒すのは、モモタロスの体内から取り出したコアメダルとショッカーメダルでタマシーコンボに変身したオーズで、最強の技の「魂ボンバー」を放って倒す。最後の巨大な敵、岩石大首領は、オールライダーが専用バイクに乗って突撃する必殺技「オールライダーブレイク」にて見事に倒す。

 色々とツッコミ所はあるけれども、「オーズ」と「電王」の柔軟なキャラクター性によって何とかまとまりが保たれたように思う。”俺様”なアンクとモモタロスのコンビは楽しかったし、どんな時でも柔軟でありながら強く戦う意志を諦めない映司の姿勢が光っていた。目立つ電王チームを支えたオーズチームの活躍が良かった。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -