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「マイティ・ソー」
投稿日 : 2012/06/02 17:56
投稿者 久保田r
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<スタッフ>
監督:ケネス・ブラナー
製作:ケヴィン・フェイグ
製作総指揮:アラン・ファイン、スタン・リー、デヴィッド・メイゼル、パトリシア・ウィッチャー、ルイス・デスポジート
原案:J・マイケル・ストラジンスキー、マーク・プロトセヴィッチ
脚本:アシュリー・エドワード・ミラー、ザック・ステンツ、ドン・ペイン
撮影:ハリス・ザンバーラウコス
音楽:パトリック・ドイル
音楽監修:デイヴ・ジョーダン

<出演>
クリス・ヘムズワース/ナタリー・ポートマン/トム・ヒドルストン/ステラン・スカルスガルド/コルム・フィオール/レイ・スティーヴンソン/イドリス・エルバ/カット・デニングス/浅野忠信/ジェイミー・アレクサンダー/ジョシュア・ダラス/クラーク・グレッグ/レネ・ルッソ/アンソニー・ホプキンス/アドリアナ・バラーザ/マキシミリアーノ・ヘルナンデス/サミュエル・L・ジャクソン/ジェレミー・レナー、他

2011年 パラマウント
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「アベンジャーズ」フェイズ1 第四章
投稿日 : 2014/02/19(Wed) 21:55
投稿者 Excalibur
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太古の昔、地球(ミッドガルド)を襲った巨人族を、オーディン率いる神々の軍団が倒し、人類は救われた。それから長の歳月が過ぎ――。

神々の国アスガルドに巨人たちが侵入した。最強の戦士と謳われるソーは、父オーディンの制止も聞かずに巨人の国ヨトゥンヘイムへと向かうが、そのことが再び戦火を呼ぶことになってしまう。
身勝手な振る舞いがオーディンの怒りを買い、ソーは最強の武器ムジョルニアを取り上げられ、地球へと追放されてしまう。

実はソーを唆し、オーディンに諫言したのは弟のロキだった。父を敬愛しながらも兄に対する劣等感を抱き続けてきたロキは、巨人を手引きする一方でこれを排し、父や国民に己を認めさせようとしたのである。
更に己の出生の秘密を知った彼は、父が突然の眠りに就いた隙にアスガルドの王を僭称し、ソーを亡き者にせんと刺客を送り込む。

その頃女性科学者のジェーンたちと知り合ったソーは、やがて父の期待の大きさと己の未熟さを悟っていく。
そこへソーの仲間たちが彼を連れ戻そうとやってきた。ロキの陰謀と、巨人との戦いが間近いことを知ったソー。だが、相応しき者のみが手にすることが出来るムジョルニアもまた地球に、そして彼の眼前にあったが、未だに彼の想いに応えようとはしなかった・・・。

『アイアンマン』、『インクレディブル・ハルク』、『アイアンマン2』に続くマーベル・スタジオ製作のヒーロー映画で、『アイアンマン2』のラスト(エンドロール後)で描かれたショットとリンクする場面もある。

監督はケネス・ブラナーで、出演はソーに、新生『スター・トレック』にちょこっと出ただけで強烈な印象を残したクリム・ヘムズワース、ジェーンにはナタリー・ポートマン、オーディンにアンソニー・ホプキンス、ロキにトム・ヒデルストン、ジェーンの恩師セルヴィグ教授にステラン・スカルスガルド、オーディンの妻でソーやロキの母フリッガにレネ・ルッソ、シールドの捜査官コールソン役は『アイアンマン』シリーズに引き続いてクラーク・グレッグ。
ソーの友人<ウォリアーズ・スリー>の一人ホーガン役に浅野忠信が抜擢されているが、『バトルシップ』と比べれば小さな役だ。

ソーがニヤけたお兄ちゃんでイマイチ貫禄がないことや、映画で描かれるアスガルドやヨトゥンヘイムが所謂”北欧神話”のイメージとは随分と遠い気がすること、ソーもロキもウォリアーズ・スリーも氷の巨人たちもちっとも強そうに見えないこと、それに意外に派手なドンパチが少ないことナドナド、些かガッカリな部分もないではないけれど、尊大な口を利きながらも意外に紳士的で礼儀正しいソーのキャラクターの斬新さなど、結構楽しめた。

SFXを駆使したアクション映画、ということで期待値が大きかったので物足りなさも覚えたが、何度か見直しているうちに、おとぎ話・昔話の類だと捉えればなかなか興味深いことにも気付かされた。特にロキの屈折具合など、複雑な出自があることも含めて古典っぽい。
というより、全体的に古典というか王道の英雄譚をなぞっていて、ちょっとアーサー王と円卓の騎士の物語だとか、そういう雰囲気もある。王位を争う二人の王子、一人は王の実子だがもう一人は養子、というのは史劇などにもよくあるパターンで、その辺りを汲んでのケネス・ブラナー監督の抜擢ならばスタジオはきちんと仕事をこなしたということになる。史劇風の部分など、これは流石にケネス・ブラナーというべきだろう。

セルヴィグ教授の知り合いがガンマ線の研究者で、S.H.I.E.L.D.が彼と接触して以後行方不明になっているとか、S.H.I.E.L.D.の施設内に侵入したソーを狙う銃ではなく弓矢を構えているスナイパーが、僅かな出番ながら扱いが大きいとか、ソー抹殺の為に送り込まれたデストロイヤーを見たS.H.I.E.L.D.のエージェントたちのやり取りが「スタークのマシーンか?」「トニーからは何も聞いてない」だったり、毎度のことながらエンドロール後に思わせぶりなオマケ映像があったりと、他の作品も見たくなる仕掛けが施されている。

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Re: 「マイティ・ソー」
投稿日 : 2012/06/02 17:59
投稿者 久保田r
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 遥か昔、巨人を倒した神の国アスガルドでは王位の継承式典が行われようとしていた。しかし、式の最中に巨人たちが忍び込むというアクシデントが起こる。王位を継承する筈であった息子のソーは、父である王の止める声も聞かず巨人の国へと乗り込む。父はソーの行動に怒り王位継承権を剥奪し、地球へと追放する。ソーは、地球で天文学者の女性のジェーンと出会い、自分と一緒に落下した最強の武器であるムジョルニアを手に入れようとするも、かつての力を失ったソーにはムジョルニアを持ち上げることはできなかった。そこへ、弟のロキが現れ父が死んだとソーに告げる。

 物語は、王の息子として傲慢に育ったソーが、父から追放され特別な力を失って地球の女性と出会って他者を思いやる心を身につけて王位継承者に相応しい者に成長するという内容。ソーには弟のロキがおり、ソーを妬んで育ったロキは、ソーが追放されたことにより心の内にあった欲望を表し始め、ヨトゥンヘイムのラウフェイととも接触し、地球をも含んだ大きな争いへと発展するという展開になっている。

 予備知識など何もない状態で鑑賞した私の感想は、これは…ヒーロー作品なの?…ということ。神の世界がメインとなっているため、自分の持っているヒーローの世界観とはイメージが異なっているため、なんとなくヒーロー作品ぽくないような気がしたけれども、でも主人公のソーは力が強くて逞しくてリーダーシップがあって魅力的であるのは間違いなく、ヒーローの条件を備えているのは確か。ソーに従う仲間たちも頼れるタフな戦士となっていて格好よかった。全体的に美術が圧倒的に美しかったのが印象的。神の国の世界を、美しい造型と色彩とイメージで構築してあり、人知を超えた壮大さと光と闇の織りなす美しき風景を見事なまでに描写していてとても綺麗だった。豊かな想像力とそれを描写したセンスに感動。

 アンソニー・ホプキンスが演じる王がとてつもなく強大な存在感で格好よかった。ソーを追ってヨトゥンヘイムへ現れた際のシーンは、最高に綺麗だった。感嘆の溜め息が出るほど。ソーの仲間のシフを演じたジェイミー・アレクサンダーは、戦士らしくキリっとした格好よさで良かった。弟のロキは、なかなかの曲者振りを発揮しており侮れない存在感があってよかった。人の好い顔と裏の顔を巧みにブレンドして使い分けており、要注意人物らしい風格が漂っていた。
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