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「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」
投稿日 : 2017/02/09(Thu) 14:50
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:アラン・テイラー
製作:ケヴィン・ファイギ
製作総指揮:スタン・リー、ルイス・デスポジート、ヴィクトリア・アロンソ、クレイグ・カイル、アラン・ファイン、ナイジェル・ゴストゥロウ
原案:ドン・ペイン、ロバート・ロダット
脚本:クリストファー・L・ヨスト、クロストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
撮影:クレイマー・モーゲンソー
視覚効果監修:ジェイク・モリソン
編集:ダン・レーベンタール、ワイアット・スミス
キャスティング:サラ・ハリー・フィン
音楽:ブライアン・タイラー
音楽監修:デイブ・ジョーダン

<出演>
クリス・ヘムズワース/ナタリー・ポートマン/トム・ヒドルストン/アンソニー・ホプキンス/ステラン・スカルスダルド/イドリス・エルバ/クリストファー・エクルストン/アドウェール・アキノエ=アグバエ/カット・デニングス/レイ・スティーブンソン/ザカリー・リーヴァイ/浅野忠信/ジェイミー・アレクサンダー/レネ・ルッソ/ジョナサン・ハワード/クリス・オダウド/トニー・ラカン/スタン・リー/ベニチオ・デル・トロ/クリス・エヴァンス、他

2013年
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Re: 「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」
投稿日 : 2017/02/09(Thu) 14:53
投稿者 久保田r
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 「アベンジャーズの戦い」から1年後に起きた重力異常による混乱を描いた作品。遥か昔、光が生まれる前は闇が世界を支配していた。闇の勢力の中で最も力のあるマレキスは「エーテル」を使って再び宇宙を闇で支配しようとするも、アスカルド軍との戦いで敗れる。だがマレキスは5千年に一度訪れる惑星直列の重力異常を利用し現代に蘇ろうとしていた。ロキは、地球を支配しようとした罪で父である王から裁きを受け、一生を牢で過ごすよう命じられる。ソーは、惑星直列の影響で発生した9つの世界の暴動を鎮めるため奔走していた。一方、地球で暮らす科学者のジェーンは、重力異常の現場で世界の境界が不安定な場所から未知なる空間へと入り込み、「エーテル」を体内に取り入れてしまう。数時間後に元の場所に戻るも、ジェーンの身の回りは不思議な現象に包まれる。そこへ異変を察知したソーが姿を現し、ジェーンをアスカルドへと連れて行く。

 前作が地球編としたら今作はアスカルド編といった趣きとなっており、9つの世界の平和を治めるアスカルドの壮大にして威厳漂う空間がメインの内容となっている。敵となるマレキスを含め、光と闇、正義と悪、新しさと古さ、男と女といった相対美がとにもかくにも美しく描写されていて、特にアスカルドを形成する世界が前作同様に溜め息がでるほどの美しさ。世界観のイメージの作り込みが凄まじい。

 壮大な世界観に生きる人物たちの織りなす展開もよく練り込まれていて、王の家族の心情やロキとの確執を描く一方で、ソーとジェーンとの恋模様をも取り入れ、戦いと男女の愛と家族の愛と友情とが相互に作用する巧みなストーリーとなっているところが素晴らしかった。

 ロキは、雰囲気たっぷりの出で立ちで喋らずともその佇まいでどのような人物であるか分かりそうなほどであったが、いざ台詞を喋り出すと途端に饒舌になるのがギャップがあって面白かった。己の欲にとことん忠実なロキらしい振る舞いが生きている役柄で、彼の出番のクライマックスシーンでは思わず目頭が熱くなったが、ラストの王とソーの会話シーンのオチには背筋にヒヤリとしたものが。こういうところがロキらしい。

 ちょいちょいコメディなシーンがあって楽しくもありながら、脇目を振り過ぎな感触も受けた。アスカルドと現代の地球との対比だけでもちょっとしたコメディ要素があるのだから、旺盛なサービス精神は抑えたいところ。そしてエンドロールの後に表れたメッセージによると続編があるよう。ジェーンの元に向かったソーのそれからや、オーディンとロキのことなど知りたいことがまだある。次回作でも壮大な世界観の作り込みとその中で生きる人物たちの物語を楽しみたい。
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