
投稿日 | : 2001/03/14 22:23 |
投稿者 | : Excalibur |
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正直に言うと、最初にこの曲を聴いた時には、ただの雑音だとしか思えなかった・・・・。
私がクラシックに求めていたのは、一定のリズムで奏でられるメロディーの判りやすさ、親しみやすさだったのだ。平たく言えば、簡単に口ずさめる覚えやすい曲ということ。
ところがこの曲はと言えば、リズムは激しいし、楽器はがなりたてるだけだし、メロディーは荒々しいだけだし・・・・という具合。到底馴染めるものではなかったのである。
もっとも、この曲の初演の時にも、この曲の解釈や価値をめぐって場内騒然。大混乱の一大スキャンダル事件が起こっているそうなので、あながち私の反応が他人と大きく隔たってるわけでもないようだが。
それでも今では好きな曲として数える方になっているのだから、不思議なものである。反感から賞賛へ、この曲をとりまく当時の状況を、自分一人で再現してしまったようなものだし。