「展覧会の絵」 ムソルグスキー
投稿日 | : 2007/04/25 21:29 |
投稿者 | : Excalibur |
参照先 | : |
「ロシア5人組」の一人モデスト・ムソルグスキーが書いた、管弦楽の傑作。
・・・だとばっかり思っていたのだけれども、原曲が実はピアノ組曲だと知って驚いたのはかなり後になってから。
地味なピアノ曲を華麗なる管弦楽曲にアレンジしたのは、「管弦楽の魔術師」「オーケストレーションの天才」と謳われたフランスの作曲家モーリス・ラヴェルで、実際ムソルグスキーの生前には演奏も楽譜の出版もされなかったこの曲が有名になったのは、このラヴェルによる編曲版のお陰だというから、生粋の管弦楽曲だと勘違いしてしまっていたのも宜なるかな(他にレオポルド・ストコフスキー編曲による管弦楽ヴァージョンなどもあるのだけれど、さて自分が最初に聴いたのはどちらだろう?)。
更に言えば、ムソルグスキーの死後最初に世に出たのも自身のオリジナル版ではなく、同じく「5人組」のメンバーだったニコライ・リムスキー=コルサコフによる改訂版の方だった、というから複雑だ。
組曲は、10枚の絵を題材にそれぞれ独立した音楽で表現し、それを単に並べるのではなく「プロムナード」と呼ばれる短いメロディーで繋いで統一感を出している。ここで言う「プロムナード」とは「散歩」とか「散策」といった意味で、展覧会の会場を歩くムソルグスキー自身を表現しているとも言われている。
この絵にもちゃんとモデルがあるそうで、友人であるヴィクトル・ハルトマンの遺作展で印象に残った絵画がモティーフなのだとか。現在ではそれらの絵は散逸してしまっているそうで、なんとも残念な話である。
ちなみに自分が最初に聴いたのは、もしかすると冨田勲によるシンセサイザー版だったかも。
少なくても意識して聴いたのはこのヴァージョンで、随分とSFマインドを刺激させられたものだ。
Re: 「展覧会の絵」 ムソルグスキー
投稿日 | : 2008/06/05 11:30 |
投稿者 | : 森 雪 |
参照先 | : http://www.geocities.jp/muppy_yuki/ |
ですねー^^
これ実は原曲はピアノ曲です
交響曲もなかなかスケールが大きくて良いのですが
ピアノ曲もなかなかなものです^^
プロムナードで上手に曲が繋がっていて本当に展覧会で次々と絵を見ていくようです
この曲大好きでピアノで挑戦したのですが
小さな手の上にオクターブの間にお団子のように
音符が入り重厚さかつダイナミックさをかもし出しているのですが・・・・挫折
4番目のBydloなんかだとスローなのでなんとかなりそう・・・と思ったのが大きな間違い(T_T)
フラット系で譜面は好きなんだけどなぁ
音楽ってメロディ追って楽しむの良いのですけど
ときにはお気に入りの曲は楽譜を観ながら鑑賞するといろんなことが見えてきて楽しいですね(≧▽≦)