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「ボレロ」モーリス・ラヴェル
投稿日 : 2000/12/20 23:03
投稿者 久保田r
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一度聴いたらその特徴ある曲調が頭に残る「ボレロ」は、記憶を辿ってみれば、割と昔から聴いていたような気がします。
一番最初はどこでどんな風に聴いたかは思い出せないのですが、私はフィギュアスケートを見るのが好きで、子供の頃から冬になるとよくTVで見ていました。そのフィギュアスケートをTVで見ていた小学生か中学生の頃に、アイスダンスという種目で、「ボレロ」を完璧に踊るペアを見ました。残念ながら、国籍もペアの名前も忘れてしまいましたが、子供心に素晴らし過ぎる、と、感激したのを覚えています。
アイスダンスは、他の種目と比べると、高いリフトをするとかジャンプの回転数を競うとかいうような派手なアクションがなく、芸術性重視の競技なので、当時子供だった私には少々刺激が少ないかな、と、思いながら見ていました。しかし、「ボレロ」を氷上で完璧に踊ったペアを見た時、これがアイスダンスの芸術なのか、と、雷光閃くような思いで開眼しました。それ以後、アイスダンスという競技がお気に入りになりました。この放送の時の解説者が言った、「『ボレロ』は、このペア以外は踊れなくなりましたね」という言葉が記憶に残っています。
今思い出せる「ボレロ」に関する古い記憶というのは以上です。その後私は、東京バレエ団(ソリスト・首藤康之)の「ボレロ」を生で見て感激し、熊川哲也がたった一人で踊った「ボレロ」のビデオを見ては感激しています。(「銀河英雄伝説/わが征くは星の大海」での会戦シーンで使われた時も感激しました)
「ボレロ」は、その新しい表現に出会う度に新鮮な感激に出会う曲であります。
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Re: 「ボレロ」
投稿日 : 2005/09/24 01:20
投稿者 Excalibur
参照先
一定のリズムに乗せて同じメロディを繰り返す。初めは小さく、それが段々と大きくなっていく。聴くほうにとっては楽な曲だと思うけれど、演奏するほうにとっては結構キツイ曲なんじゃなかろうか。
同じものを繰り返しているだけに、リズムを崩してもメロディを外しても目立つ。素人だってすぐに「あ、間違えてら〜!」とわかってしまう。金管や木管、打楽器にも見せ場と言うか聴かせどころのソロパートは用意されていないけれども、最初から最後まで緊迫感を強いられる。考えただけで胃がキリキリと痛んできそうである。
これって、例えればドミノ倒しの前に牌を一生懸命並べている時の状態に近いんじゃなかろうか。ちょっとでも気を抜くと、たちまち牌は倒れてしまい一巻の終わり、そんな気がするんである。
で、ご丁寧にもこの曲は最後にドヒャ〜ッと転調して終るんだから何をか況や。オーケストラの楽団も、ここのフレーズでホッとしたりするのかな。
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