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「シャアの日常」 南北:漫画/本田雅也:脚本
投稿日 : 2015/04/30(Thu) 13:30
投稿者 久保田r
参照先
 漫画雑誌「ガンダムエース」にて連載中の作品。「ガンダム」のシャア・アズナブル(に、よく似た男?)の日常生活を描いているコメディ漫画で、主人公は記憶喪失で六畳一間ほどのアパートに住んでおり、服装はまんまシャアの格好をしており(部屋にそれしか服がなかったため)、服装は決まっているものの足元だけは常に室内では靴下、屋外ではサンダルというアンバランスさがウリ(?)名前の表記は麻雀牌の読みから「西」と書く。

 さーて、どこから突っ込んだらいいものか(笑)。先ずは、絵が安彦良和さんタッチで綺麗なため、シリアスな絵柄とコメディなネタとのギャップが楽しい作品というのは間違いないところ。こういうそっくりな画風は「トニーたけざきのガンダム漫画」で見慣れていたため、ちょっとした懐かしさを感じた次第。トニーさんのは作品のパロディであったのに対し、こちらは現代日本が舞台。台詞の端々に作品で使われたシャアの台詞が登場するものの作品とのリンクは一切なし。あくまでもアパートに住むシャアの日常と愉快な仲間たちとの掛け合いを楽しむ作品となっている。

 登場するキャラクターは、妹(たぶん)のせいらと、牙流馬(ガルマ)と、和尚のデギンと、きんぱっつぁんを師と仰ぐ土鶴(ドズル)と、赤鼻。どのキャラクターもオリジナルとそっくりの絵柄となっていて、性格がデフォルメされていてとても楽しい。個人的にはせいらの行き過ぎてる天然さが少々苦手ではあるけれど、無茶苦茶な妹(たぶん)に振り回される西(シャア)の姿が面白いのでよし。

 他には、「ガンダム」以外の作品のパロディが時折描かれており、知る人ぞ知る的な楽しみがあるのもサービス精神の良さの現れかと。

 私は数年前から「ガンダムエース」を買わなくなったためどんな作品が連載されているのか全く知らないのだけれど、そんな私が何故このコミックを読むに至ったかというと、当時高2の長男の友人が貸してくれたため。書店でコミックを買った足で我が家を訪れ、長男と遊んだ後に私の持ってる大和田秀樹さんの「機動戦士ガンダムさん」1・2巻と交換で貸してくれた。こうして息子の友人との交流が自然と出来てしまう辺り、国民的作品と呼ばれる「ガンダム」の浸透力を改めて思い知ったしだい。

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