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「海のトリトン」手塚治虫
投稿日 : 2003/04/07 22:57
投稿者 Excalibur
参照先
TVアニメ『海のトリトン』の原作、と書くと熱狂的手塚ファンの顰蹙を買いそうだけど、知名度という面ではアニメ版の方が上ではなかろうか。殊にアニメ版は総監督が富野喜幸(由悠季)でプロデューサーが西崎義展という組み合わせ。つまり後のアニメブームを誕生させ発展させた『宇宙戦艦ヤマト』と『機動戦士ガンダム』という二作品の原型であり、今日市民権を得るに至ったアニメーションというジャンルの礎となった記念碑的作品なのだ。その存在感の前には、如何に”マンガの神様”手塚治虫作品とは言え、やや分が悪い。で、多くのアニメ版『トリトン』ファンがこのマンガを手に取ると、一様にビックリするのである。なんだ、全然違うんじゃん!
そうなのだ。海の支配者ポセイドンとトリトン族の対立図式はそのままだけど、アニメ版は全くのオリジナル。どちらが面白いかは好みの問題でしかないけれども、少なくてもアニメ版の面影を求めている人には向かないだろう。
当初は虫プロでアニメ製作の企画が立てられていたものの、頓挫。紆余曲折あって別会社でアニメ化がされたわけだが、少なくても原作版に忠実なアニメ化だったならば今ほどの人気は得られなかっただろう、と思う。これまた手塚ファンには顰蹙モンの決めつけかな。
なお、連載時の題名は『青いトリトン』だったそうである。
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