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「大怪獣激闘 ガメラ対バルゴン/COMIC VERSION」近藤和久
投稿日 : 2003/12/23 22:23
投稿者 Excalibur
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1966年に公開された同題のシリーズ2作目を、<平成ガメラ>の世界観でリメイクした描き下ろしコミック。『ガメラ2/レギオン襲来』と『ガメラ3/邪神<イリス>覚醒』の間、いわば『ガメラ2.5』としてバルゴンが蘇る!――というと面白そうでしょ? オープニングは『ガメラ2』のクライマックスだし、穂波の「ガメラの敵にはなりたくないよね」という科白から幕を開けるあたりは期待出来るなあ、と思ったもんですがね。
ところが物語が進んで行っても、この科白が全く活かされていない。今回のガメラは対レギオン戦での共闘後なので完全に人類の味方、地球の守護神扱い。対するバルゴンはといえばデザインにオリジナルを彷彿とさせるものは皆無だし、滅び去った古代文明が産み出した生物だったという設定は完全にギャオスの焼きなおし。結局作者は何がやりたかったのだろうか?主人公はじめ登場人物のネーミングに楽屋落ちが散見されるのも興醒めである。


2003.12.25 初版発行  角川書店  <Kadokawa Comics A Extra>
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