
「トニーたけざきのガンダム漫画」トニーたけざき/原作:矢立肇・富野由悠季
投稿日 |
: 2004/04/10 23:25 |
投稿者 |
: 久保田r |
参照先 |
: |
2004年3月26日 (株)角川書店 角川コミックス・エース
初出:『ガンダムエース』No.003〜009、特別号、'03年6月号〜'04年3月号/『月刊少年エース』'03年8月号
『ガンダムエース』で連載中のギャグ漫画。同連載中の『ジ・オリジン』の安彦良和さんの絵と台詞とコマ割り等がそっくりで、完璧なまでのパロディ化。「1st」ファンなら爆笑すること間違いなしのコミックス。

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第3巻
投稿日 |
: 2010/05/27 16:14 |
投稿者 |
: 久保田r |
参照先 |
: |
2010年1月26日 (株)角川書店 角川コミックス・エース
ハイ。またもや3年の月日を空けての続巻。3巻の表紙は、にこやかにパイロットスーツを着て連邦印のフルーツ牛乳を飲もうとしているセイラさん。表紙を捲ると、ぬわんとお風呂上がりの裸にバスタオルを巻いた同じポーズのセイラさんを見ることができる。このイラストは、まさしく「飴」。
帯に怒マーク付きの「また出すのか トニー!」(安彦良和)とあるように、勝手にてっきり2巻で終わったのかと思っていた私は、書店で3巻を発見した時は帯と同様に「また出すのか!」と思ったのと同時に、内心では小躍りしそうになるくらい喜んだ。安彦さんとそっくりな絵でガンダムのパロディ漫画を読むことができるのは、何と言ってもやっぱり楽しい。
私的には、トップのカラーページの「第1話 薔薇と荒野とオデッサの巻。」が面白い。「美少年兵E」の存在に合わせて全てのキャラが美化されており、見るだけで顔がニヤついてしまうほど。耽美キャラと血なまぐさい白兵戦のミスマッチさが面白さのツボ。最後のページのマ・クベの何と美しいことか。例えるならブンドルさん。(分かるかな?)
他には、「第14話 兄妹…その愛と憎しみの巻。」のギレンとキシリアがあだ名を言い争うシーンが面白いし、「第21話 TV版検証レポート(1)」のブライトの左舷弾幕デビューの絵がなんとも晴れがましくて良い感じだし、「第23話 TV版検証レポート(3)」のセイラさんの飴と鞭の使い分けの連発が涎もんだし、「第24話 TV版検証レポート(4)」の別アングルからどんどんどんどんカメラを引いて見るランバ・ラルの木馬乗っ取り作戦はギャグなしとはいえなかなかの面白さ。こういう俯瞰な見方が出来るのもガンダムの良さだとこの作品を見て気がついた。
3巻の主人公は、美少年兵Eと無言で手を振るレビルと飴と鞭のセイラさんに決まり。誰が何と言おうとそれで決まり。

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第2巻
投稿日 |
: 2007/05/31 15:50 |
投稿者 |
: 久保田r |
参照先 |
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2007年4月26日 (株)角川書店 角川コミックス・エース
出ました。第2巻。第1巻の発売の後、雑誌「ガンダム・エース」で普通の漫画ではなくガンプラを使用した漫画を不定期掲載で始めたので、内心では(こりゃ2巻は出ないのかも知れないなぁ…)などと勝手に予想していたら、なんと丸3年の月日を開けて第2巻が発売された。中味は想像通りガンプラ漫画。
ガンプラ漫画がメインなので、全体の2/3ほどがカラーページ。コミックスのサイズでカラーページだと一見フィルムコミックのように見えるが、それも「ガンダム」らしさ。描いてある中味は全てコメディで、トニーさんならではのセンスとこだわりが笑わせてくれる。
とにかく、ガンプラへの熱意が感じられる。数え切れないほどのザクが登場したり、ザクタワーが出来たり、シャア専用アッガイプラモを作るシャアとか、シャア専用ボールなんてものまで登場する(サイコミュ付。カトキ氏イラスト)。ネタに合わせてガンプラを作るのも大変そうだが、それを動かして撮影するのも一苦労だと思う。更にそれをCGで加工するという作業まである。実際には、予想を超える大変さだとは思うが、でも楽しそうに見えるのが良いところだと思う。というか、楽しんでやっているようにしか見えないところが、トニーさんのガンプラ漫画のいいところ。体力と時間を必要とする作業だと思うが、飽くなき探究心で今後も続けて欲しい漫画。
巻末には、各ネタのメイキングが収録されている。カラーではないが、舞台裏が楽しくレポートされている。シャア専用ボールのメイキングでは、カトキ氏との特別対談が載っている。
それにしても…アッガイってかわいいですか?(笑)

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大爆笑
読んで良し!買って良し!読み返して良し!思い出し笑いして良し!
最後の安彦さんの特別寄稿、良いのか?
デギン...放送禁止に引っかからないのか?

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待ってました!
投稿日 |
: 2004/04/10 23:29 |
投稿者 |
: 久保田r |
参照先 |
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『ガンダムエース』で初めてこの「トニーたけざきのガンダム漫画」を見た時は、腹が捩れるほど笑った。
先ず絵がそっくりであることと、キャラの個性が実に見事に描き分けられていて、どんなに羽目を外そうとも、許容範囲を逸脱していないところに強く惹かれる。安彦さんが描いているのでは、と、思わんばかりのそっくりさが最大の強みだと思う。
コミックス化は早くから望んでいて、ことあるごとに書店を覗いていたのが、この度ようやく発売。心待ちにしていたファンは本当に多いと思う。今まで月刊(当初隔月刊)でしか読めなかった「トニーたけざきのガンダム漫画」が1冊のコミックスに!こんなに嬉しいことはない(感動)(by.アムロ )。
表紙は、ピンク地にジオンコーヒーを小指を立てて飲むシャア。
インパクトから言ってシャアが適任であるのは99.9%の確率で仕方がないが、ギャグ界に於いてもオリジナル張りにキャラ立ちしているのが癇に触る。いつの日かブライトが表紙に立たんことを、0.1%の可能性で切に願う(くっそぅ)。
中味は、カラーページ4ページを含んだ初出作品をまとめたコミックス。最後に、安彦良和さんの特別寄稿が載っている。
この特別寄稿がまた素晴らしい。トニーさんが描いたのでは、と、思うほどのそっくりさ。これを安彦さんが描いたのかと思うと、感動もひとしお。安彦さん画のランボー@ブライトとSM@リュウをぜひ見るべし。これはかなりのオススメ。
ブライトと言えば、「第14話 ブライト2本立ての巻」の148ページの顔を最強におススメ。「艦橋を壊して よし!」の恍惚とした顔があなたのハートを抉ること間違いなし。これを見てあなたもブライトの虜になるべし。(ブライト推進委員会なんちゃって会長:久保田r)
ちなみに、著作者の隣に表記されてる「原作:矢立肇・富野由悠季」って…?(笑)

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