
「夢の人たち」小椋冬美
投稿日 |
: 2000/11/30 02:03 |
投稿者 |
: 久保田r |
参照先 |
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ヤングユーコミックス 1990年7月24日第1刷発行
第1話「カレン」 第2話「ジャン・ピエール」 第3話「青木くん」
第4話「成美」 第5話「香子」 第6話「カレンーその2ー」 ダークランド

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絵の雰囲気が好きです
投稿日 |
: 2000/11/30 02:04 |
投稿者 |
: 久保田r |
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小椋さんの絵は知っていましたが、雑誌「りぼん」でご活躍されていらっしゃった頃は、私は違う少女向け雑誌にハマっておりましたので、よくは読んでいませんでした。友達の家でパラパラと見る程度でしたでしょうか。でもその頃から、好みの絵だな、と、思っておりました。
大人になって「ヤングユー」という雑誌に巡り会う訳ですが、確か小椋さんは「ヤングユー」の創刊の頃から登場されていらっしゃったと思います。少女向け雑誌から遠のいた私は、ひと味違ったコミック雑誌はないか、と、色々な雑誌を探し求めていた時に、行きつけの喫茶店で「ヤングユー」を見つけました。「ヤングユー」に掲載されている作品が、快楽に走らずに読ませる作品が多いことに好感を持ち、そしてなによりも、その時見た小椋さんの絵が以前よりももっと私好みであったことが、その後ずっともう何年も今でも私に「ヤングユー」を買わせる原動力となりました。(最近の「ヤングユー」ではお見かけ致しませんが・・・)
小椋さんの絵には、どのページでも微かな風が吹いているような感じがするところがとても気に入っています。作品で描かれているのが冬でも夏でも、爽やかな微風が吹いているような感じがします。これはもう、独特の雰囲気であると、私が勝手に思っているだけなんですが、そんな風を感じられるような絵を描かれる小椋さんの作品が私はとても好きです。
このコミックは短編ばかりですが、小椋さんの絵とストーリーの雰囲気に包まれることが出来る1冊です。第4話「成美」、第5話「香子」は身近な所での題材ですから、共感出来る方もいらっしゃるのではないでしょうか。機会がありましたら、一度読んでいただきたいコミックです。

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