トップページ > 記事閲覧 
「東京建築展」
投稿日 : 2002/01/26 23:26
投稿者 Excalibiur
参照先
2001.11.20〜2002.1.20まで開催された、「住まいの軌跡/都市の奇跡」と題されたイベントを見てきました。場所は江戸東京たてもの園と江戸東京博物館の2箇所での同時開催です。
江戸東京たてもの園は「明治から関東大震災」編で、「序 江戸から東京へ」「第1幕 開化の街並み−明治―」「第2幕 ゼロからの出発−関東大震災−」を。
江戸東京博物館では「震災復興から現代・未来」編として、「第3幕 再起する東京−震災復興−」「第4幕 焦土と羨望と−戦争、そして占領下−」「第5幕 国際都市へ−高度成長と技術革新−」「第6幕 東京繚乱−ポストモダン・バブル−」「第7幕 未来都市・東京」。
2会場合わせて全7幕の構成でした。

「第7幕」の展示内容に「近未来の東京風景 −マンガ・アニメにみる未来像−」というのがあり、実はこれに惹かれたという単純な鑑賞動機だったのですが、建築関係には門外漢の私でもなかなか興味深いイベントでした。関東大震災を爪痕を大きく残す遺物にはただ圧倒され、震災後や戦後の人々の住まいにはやりきれない思いを抱き、復元されたアパートやプレハブの中に入っては郷愁に誘われ、幻に終わったオリンピックや博覧会の予想図や模型にはロマンを感じ、更には未来への展望を描いた青写真にも高揚感を覚えました。中には芸術方面へスライドしすぎて、私には何やらついて行けないものもありましたけれども。それにしても、会場に点在するミニチュア群に大きく心を動かされてしまうのは性でしょうか・・・。
正直言えば肝心の「マンガ・アニメにみる未来像」のパートが、思っていたよりもかなり劣っていたのが残念でしたね。「未来住宅提案」という企画コーナーでは提案者の一人に「宮崎駿」の名前も予定メンバーにはあったのですが、拒否されたようで違う形での参加になったようです。

ところで、この催しでは当然のように両会場の共通券というものも発売されたのですが、江戸東京博物館は両国、江戸東京たてもの園は小金井にあり、企画展示だけを急いで見たとしても、開園・開館時間や移動時間を考えるとこの2箇所を一度に廻るのはかなり厳しいスケジュールとなります。都内を東西に渡るわけで、おそらく1時間半では着かないのではないでしょうか。私は両会場とも常設展示も見るつもりでいましたので端から断念し2回に分けて行ったのですが、常設展示がかなりのボリュームで結局はどちらも駆け足にならざるを得ませんでした。はたして両開場とも足を運ばれた方の割合はどのくらいだったのでしょう。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -