４月５日、渋谷パンテオンに行って来ました。
えッ、何しに行ったかって？
実は、映画『わが青春のアルカディア』公開記念の＜青春大学アルカディア・スクール＞にめでたく合格したので、その入学式に参加したのです。
応募総数１５，０００人の中から選ばれた１０００名だ、と某アニメレポーターは言いますが、ウソツケってなもんです。渋谷パンテオンはキャパ１５００名らしいけれどもそれが一杯だし、何を隠そうこの私もラジオ番組『アニメＮＯＷ』の恩恵を受けているんだから、１０００名のわきゃないでしょう？
しかし当日は大変でしたよ。午前９時半開場なのに８時半頃行ったもんだから人！人！人！というカンジ。もう５００名は並んでいたかなぁ。９時過ぎにはこの行列は、パンテオンの入口から階段を通って渋谷駅と東急文化会館をつなぐ通路へ伸び、最後尾は駅の改札まで届いたとかいう噂・・・。
当日の列席者は学長・松本零士（原作）、教授の井上真樹夫（ハーロック役）、富山敬（トチロー役）、勝間田具治（監督）、高見義雄（プロデューサー）の諸氏に、特別講師として渋谷哲平、朝比奈マリアの両主題歌歌手という顔触れで、某アニメレポーターが司会を務めておりました。
まず最初に場内が突然暗くなり、いきなり『さらば宇宙戦艦ヤマト／愛の戦士たち』予告篇の上映。いやぁ懐かしかったぁ。「ヤマト最新作」というナレーションに場内爆笑。続いて『銀河鉄道９９９』、そして『わが青春のアルカディア』の予告となります。いつのまにやら予告に使われている「アルカディア」のロゴが正式なものに差替えられていましたな。
『ヤマト』そして『９９９』主題歌に乗せて校旗（勿論ドクロの旗）の掲揚。しかし表裏反対にしてしまったのでやりなおしたり、いきなり農大の応援団がダイコン持って舞台の上に登場して「フレー！フレー！アルカディア！」とやったり、のドタバタが。こういうのってファンは嫌がるだけなんだけど、なかなかわかってくれないんだよね、困ったことに。
続いて松本・井上・高見三氏による講演あり。「ヤマトはだんだんメロドラマ化し、やりにくくなった」との学長の弁は爆笑モノでした。更に質疑応答（ったって２人だけだぜ？）があり、校歌（主題歌）斉唱があり、のあっという間の一時間半。最後は、ドクロの旗を見上げウィンクしながら、ハーロック・ポーズで「ビバ！アルカディア！」とやっておしまい。
さてこの＜アルカディア・スクール＞ですが、やたら校則がうるさいんだよね。
「己の信じるものの為に青春の全てを賭けて戦う」というのはいいけど、「インスタントラーメンを２回続けて食べない。活力は栄養からとる」だの、「男なら黙って行動する。女ならしとやかに上品に愛らしく行動する」は大きなお世話？　更に「食前食後＜ハーロック＞と唱えること」というのはなんじゃらほい。
それに授業内容も＜学習コース＞と＜実技コース＞にわかれており、各々に「アルカディア科」「映画宣伝科」「めだちたがり科」「声優科」などがあって、どれか一つを選択して課題を提出しなければ卒業出来ないのである・・・。他にも応援団募集などもありまして――。おそろしい学校ですな。

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これは当時（１９８２年）に某所(苦笑)で発表したレポートの再録です。といっても文章にはちょいと手を入れましたけど。
映画『わが青春のアルカディア』公開にあたり、それを盛りあげる為のイベントでこんなのがあったんですねー。あんまりイベントに縁のない私は、当時かなり舞い上がっておりました(笑)。それでこんな文章書いたんですが、逆にこういうイベントの記録って殆ど残ってないでしょうから貴重かな〜？
ところで後日私は課題を提出したはずなんですが（何のコースを選んだかは覚えてないけど）、ナシのつぶて。他の方々はきちんと卒業証書とかもらえたんでしょうか？　まぁ既にブームは下火で盛り上がらなかった時期ではありましたけどね。その前の『１０００女王』はイベントだらけだったけどな。
それにしても、あれから２０年かぁ・・・。

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