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「ボンド ジャパン・ツアー2003 SHINE」
投稿日 : 2003/02/11 18:37
投稿者 Excalibur
参照先
2ndアルバム「SHINE」を引っさげての、セクシー・ストリングス・カルテットbondの再来日コンサート。≪ボンド≫はクラシックとしては邪道だという声も強いようだが、それも宜なるかな。ビジュアル面を意識したコスチューム、演出、ギターやパーカッション、ドラムスといったバックバンドのメンバーとの掛け合いをするアグレッシブな演奏スタイルなど、これはもうクラシックではなくむしろロック・コンサートに近い。何回かオーチャードホールへ足を運んだことがあるけれども、足元からビリビリと音が伝わりお腹にズンズンと響いてきたのは初めての経験。このクロスオーバーぶり、話には聞いていたけれども実際体験してみると新鮮な驚きだった。
コンサートも序盤をすぎると会場からは手拍子が鳴り響き、遂にラストの曲では場内総立ち!みんな思い思いにリズムをとり、そして踊る踊る!会場には純然たるクラシック・ファンと思しき熟年カップルなども多数見受けられたが、一様に唖然とした様子。そのまんまアンコールに突入してますますボルテージ・アップ!ノンストップで約2時間、会場を盛り上げてくれた。僕の隣には、高校生と大学か社会人かというお嬢さん二人を連れたお母さんが座っていて、最初はかなり戸惑っていた様子を見せていたけれども、最後には娘二人よりもノリノリだった。
プログラムには、演奏予定曲として2ndアルバム全曲と1stアルバムから数曲が挙げられていたが、実際は新曲も交えたかなり柔軟な構成になっていた。面白かったのは「ゴールドフィンガー」をアレンジした曲が演奏された時で、かなりキョトンとしていた観客が多かったこと。勿論これは『007/ゴールドフィンガー』の主題歌アレンジなわけで、僕のように≪ボンド≫→「ジェームズ・ボンド(007)」を連想する客にとってはニンマリなわけだが(実際、2ndアルバムには「ボンド・オン・ボンド」という「ジェームズ・ボンドのテーマ」をアレンジした曲が、ボーナス・トラックとして収録されているくらい関係は深い)、アルバムには未収録のこのメロディ、純粋な(?)≪ボンド≫ファンには馴染みのないものだったようで・・・? 
    
(2003.2.9 オーチャードホールにて)


東京公演
2003.2.7〜9  Bunkamuraオーチャードホール
2003.2.10    SHIBUYA−AX
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