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「伊福部昭 百年紀 コンサートシリーズVol.1」
投稿日 : 2022/01/06(Thu) 19:23
投稿者 Excalibur
参照先
「銀嶺の果て」より 3つのシーン
  メインタイトルと劇中音楽
「国鉄」組曲
  国鉄/つばめを動かす人たち/雪にいどむ
「ゴジラ」組曲
  メインタイトル/大戸島の神楽/大戸島のテーマ/嵐の大戸島
  フリゲートマーチ/ゴジラ東京湾へ/ゴジラの猛威
  決死の放送/ゴジラ迎撃せよ/帝都の惨状/エンディング
    × × × ×
「海底軍艦」組曲
  メインタイトル/ムウの警告/国連会議臨時招集/海底軍艦試運転1
  海底軍艦試運転2/真琴のテーマ1/挺身隊出動/真琴のテーマ2
  海底軍艦出撃1/海底軍艦出撃2/エンディング
「地球防衛軍」組曲
  ミステリアン去る/第一次攻防戦/モゲラ出現/調査隊富士へ
  地球防衛会議/アルファ号とベータ号/攻撃準備/ミステリアンの報復
  マーカライト・ファープ/非難120km/電子砲猛攻撃/エンディング

アンコール
 「ゴジラVSキングギドラ」組曲

構成:鹿野草平、監修:井上誠、企画:西耕一、スペシャル・アドバイザー:西脇博光、
齊藤一郎:指揮、演奏はオーケストラ・トリプティーク、

2014/2/1 すみだトリュフォニーホール

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Re: 「伊福部昭 百年紀 コンサートシリーズVol.1」
投稿日 : 2022/01/06(Thu) 19:26
投稿者 Excalibur
参照先
伊福部昭生誕百年を記念して開催された、映画のために作曲された音楽を、オリジナルスコアを用いて演奏するという珍しい試みのコンサート。
伊福部昭の映画音楽と言っても、「ゴジラ」などの東宝特撮映画など一部の作品しか知らないので、はたして楽しめるかどうかを逡巡し、かなり直前にチケットを取ったのだが行って正解。
オリジナルサウンドトラックだと録音状態や演奏技術等々もあり、あまり表に出てこないフレーズをしっかりと確認出来たという意義も大きいが、とにかく今回の演奏家たちのパワフルな熱演、これに尽きる。

弦楽器群の重量感、重厚感も良かったが、圧巻だったのはパーカッションの面々。
これでもかこれでもかと鳴り渡る太鼓はビリビリと耳に響き、こまで迫力ある音を体感したことはこれまでなかったもので、これだけで大興奮。

それに演奏のテンポも良し。
サウンドラックの演奏は『海底軍艦』にしろ『地球防衛軍』にしろ、自分の好みからすると遅いのだが(先に『SF交響ファンタジー』に慣れてしまっている所為もある)、今回は遅すぎず早すぎずの絶妙な匙加減。
『銀嶺の果て』が組曲の構成としてはあっさりな気がするのと、馴染みのない『国鉄』(といってもフレーズは馴染みのあるものがあるのだが)で若干睡魔に襲われかけたものの、至福の時であった。

現在は当日ライヴ録音されたCDも発売されているので手軽に楽しめはするのだが、生で聴いた身としては、どんなに音質がクリアであろうとも、あの迫力、興奮までは到底再現しえないところではあるものの、それでも一世一代の名演奏とでもいうべき空間を、曲がりなりにも追体験出来ること、そして残念ながらその場に居合わせなかった人に、多少なりともあの空気を感じ取って貰えるのを良しとしたい。
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