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「日本に向けられたヨーロッパ人の眼 vol.7」
投稿日 : 2006/01/27 12:07
投稿者 久保田r
参照先
EUROPEAN EYES ON JAPAN/JAPAN TODAY vol.7
2005年12月23日〜2006年2月12日 岩手県立美術館

<カメラマン>
デヴィッド・ファレル 岩手県撮影
ダラ・マクグラス 神奈川県撮影
イトカ・ハンズロヴァ 岐阜県撮影
ヴァレンティーナ・サイデル 岩手県・神奈川県・岐阜県撮影

公式HP http://www.eu-japanfest.org/
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Re: 「日本に向けられたヨーロッパ人の眼 vol.7」
投稿日 : 2006/01/27 12:03
投稿者 久保田r
参照先
 毎年、ヨーロッパで活躍するカメラマンを日本へ招き、撮影し、作品公開を続けているプロジェクトの7回目。今回は、岩手県、神奈川県、岐阜県を4人のカメラマンが訪れ撮影した。

 外国人が見る日本という視線と、外国人が見る自分たちが住む地域の視線と、それを撮影するカメラマンの独創性というのが見事に混在している作品展。毎年同じカメラマンが来日するわけではないので、回を重ねてもあくまでも初めての日本の地域という視線で撮られているのが、非情に興味深いコンセプトだと思う。

 キャッチコピーとして「身近すぎて 見過ごしていた 私たちの 現在が ここにある」とあるのだが、自分たちには当たり前のものが他所の国から来た人には不思議な存在に思え、それを素人が撮ったのでは単なる記念写真になるものが、しっかりと展示されるに相応しい意思を持った写真となっている。これが、写真を生業としている人のプライドであり、そのカメラマンの持つ一人一人の個性なのだというのがよく分かった。言葉で表現すると「靄に霞む緑地帯」というたった一言の写真が、実際に写真を見ると、外国人の視線のその土地の風景というものがよく表現されていて、新鮮な感動を覚える。カメラマンが何を伝えたいかというメッセージ性ではなく、その土地のありのままの風景をそのカメラマンの感性で撮った写真たちなのだということがよく分かった。

 カメラマン一人一人の個性で撮られた日本の地域。そういうところに目が行くのかという思いもよらない視点が多い。自分たちが住む地域の新たな感動。この企画写真展は、ぜひとも今後も続けて欲しい価値のある写真展だと思った。
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