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「ラヂオもりおか音楽映画祭 Vol.3(2014)/飯島真理 ライブ&トーク」
投稿日 : 2014/09/29(Mon) 13:23
投稿者 久保田r
参照先
 今年で3回目となる地元FM局主催の映画祭にて「超時空要塞マクロス/愛・おぼえていますか」を鑑賞して来ました。

 上映後のゲストにはなんとリン・ミンメイ役の飯島真理さんによるライブ&トークのイベント付き!「マクロス」ファンであり飯島さんのファンでもあったダンナにぜひ見せたい!そして、私も世代的に作品の影響力を知っていたため、事前に席を予約して家族で揃って行って参りました。

 作品のレビューは「しねま宝島」に書きますのでここでは割愛しますが、ただ1984年の作品と言っても作画がとても綺麗で劇場のスクリーンで見るのに今でも十分に美しい映像でした。私はこの「愛・おぼえていますか」の映像には当時から独特の感触を抱いているのですが、その独自の映像美が現在でも十分に通用すると感じました。

 上映後、5分間の休憩の後にミニ・ライブがスタート。歌った曲は「私の彼はパイロット」「0-G Love」「小白竜」「サンセット・ビーチ」。近年若いアーティストたちと一緒に行ったライブ時の音源を用い、新しいアレンジのもので披露。続いて「天使の絵の具」をエレクトーンの弾き語りで歌い、ラストはやはりこの曲「愛・おぼえていますか」で締くくり。ミニ・ライブではありましたが、「マクロス」の劇中歌をたっぷり聞くことができる内容でした。

 ライブの後はラヂオもりおかの女性MCとのトーク。飯島さんはくまモンのバッグを持って登場して会場を沸かせ、「くまモン大好き」と仰ってました。飯島さんは前日に東京でライブを行っており、MCの人が客席に向かって「昨日のライブに行ったという方?」と尋ねると、何人かが挙手されていました。盛岡に向かう新幹線の中で飯島さんと偶然一緒になった人もいるそうです。

 トークの前半は、ロサンゼルスを拠点に世界中で活動しているお話や、最近では「マクロス」を受け入れて活かして共に歩いて行くといったようなお話をされ、後半はファンからの質問に答えて下さいました。「羽田健太郎先生の作った歌を歌う時は、羽田先生から何か指導はありましたか?」という質問には「いえ。なかったです」とのお答え。「スタジオ以外の場所でお会いしたことはありましたが、歌う時は先生からのご指導はなかったので自分で歌いました」といった内容の回答でした。「2006年にアメリカで製作されたTVシリーズの英語吹き替えで再びリン・ミンメイを演じたことについて」の質問には、「この時に自分の中のミンメイときちんと向き合ったのがターニング・ポイントになった」と答えてらっしゃいました。長く飯島さんの中で「マクロス」のことは葛藤としてあったとのことなのですが、この吹き替えの仕事の時に自分の奥深いところにいたミンメイと向き合った時に(彼女はずっと私の中でひとりぼっちだった)ということに気づいて涙が出たと仰ってました。そして、吹き替えの際は自分がリン・ミンメイを演じた本人なのだからミンメイのイメージを守るために肩を脱臼するくらい必死に頑張りました。といった旨のお話をされていました。このお話を聞いて、飯島さんの人生から切っても切り離せない「マクロス」への葛藤した思いとこれからの展望が窺え有意義な時間を過ごすことができました。

 トーク終了後は、CDを買った方との握手会とサイン会が行われていました。私は持っていった「マクロス」のCDにサインを頂きたかったのですが、スタッフの方が「ペンをお持ちの方だけサインの列にお並びください」と呼びかけていたので、ペンを持っていなかった私はやむなく帰路につきました。私は今までに一度もサイン会に出かけたことがないのでペンも自分で持って行くものだということを知りませんでした。そういうものなのか、と勉強になりました。

 ここ盛岡の地で公開から30年を経た「愛・おぼえていますか」をスクリーンで鑑賞できたこと、そして飯島真理さんの歌を生で聞けたことはとても貴重な体験になりました。家族で楽しめた充実の映画祭でした。
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