2005年12月29日　任天堂

　「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の第2段。書いたり、聞いたり、声を出したり、国語、算数、音楽と多彩な「脳を鍛えるトレーニングメニュー」が入っている。

　専用ペンを使って書くのは、今までのゲーム機にはない最大の特徴をフルに活かしているので、これはやはりやり甲斐がある。書く時の「サラサラ」という音までするので、書いている感触が掴め、その上書いたものの認識が速く、更なるスピードアップを目指して頑張ろうという気になる。

　私の一番最初の脳年齢は何と70才。DSに触れたのも初めてで、このソフトにも初めて挑戦したのでそれが大きな原因だったが、理由はそれ以外にも記憶ものが響いた。25個の数字を2分間で記憶し、まっさらな25個のマス目の同じ場所に同じ数字を書くという記憶ものは、予想外に出来ずにがっかりする。他に記憶ものでは漢字もあり、漢字の場合は同じ場所に書く必要はないが、覚えたつもりでもいざとなると全然思い出せず、記憶力の低下にがっかり。これではいかんと毎日トレーニングし、4日後には35才という実年齢より少し若い脳年齢まで鍛えることが出来た。ソフトに慣れて来たという慣れの要素が大きいが、それでも記憶力はアップしたので、このソフトはなかなかの有効性があると思う。

　ぐるぐると回転しているパーツを組み合わせて一つの漢字を作る「漢字合成」や、同時に2つ、3つの言葉を聞き分ける「聖徳太子」や、楽譜を見て鍵盤を演奏する「名曲演奏」、じゃんけんに勝つか負けるか指示された通りにマイクに向かって喋る「じゃんけん」や、「算術記号」などなど、記憶アップ、反射神経アップを楽しくトレーニング出来るメニューが盛りだくさん入っている。トレーニングを毎日続けることで新しいトレーニングが増える仕組みなので、三日坊主で飽きることなく続けることが出来るのが長所。日々脳が鍛えられていくのが実感出来る。

　4人分のデータを記録しておくことが出来るので、家族や友人などと共有するのも楽しみの一つ。「句」を完成させたり、「絵」を書いてそれが何を描いたものなのかを当てたり、それぞれが書いたものをそれぞれで楽しむことが出来る。単独で脳を鍛えるばかりではなく、コミュニケーションも脳を鍛えるトレーニング。おまけとしてペンで操作する「Dr.マリオ」もどきも入っていて、暇つぶしにももってこい。長期にこつこつと楽しむことが出来るまさに大人向けのソフト。

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