2004年発売　BANPRESTO
＜主な登場作品＞
「ガンダムZ」「ガンダムZZ」「逆襲のシャア」「マジンガーZ」「グレートマジンガー」「グレンダイザー」「ゲッターロボ」「エヴァンゲリオン」「ナデシコ」「ドラグナー」「ラーゼフォン」「電動」「マシンロボ」「ゼオライマー」「ダイモス」「ライディーン」

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　ストーリー自体は、ガンダム世界から離れていて、これまでのスパロボと若干違う世界を繰り広げているので、ちょっとした新鮮さを感じるのだが、そのせいかストーリーがやや難解。

　スーパーロボット系の分かりやすさがぐんと減っていて、ガンダム系の理屈っぽさも減っていて、主軸となっているのが、「ラーゼフォン」と「エヴァンゲリオン」の世界。これがまた私には分かりにくく、とある攻略サイトでは、この二つの作品世界を上手く噛み合わせている、と、評しているのだが、本当にそうなのだろうか。「ラーゼフォン」と「ライディーン」が、関係あるかのように組み合わされていたが、本当にそれで良いのだろうか。そもそも「ラーゼフォン」てどういう世界観なんだろう。「エヴァンゲリオン」は、心の奥深い精神世界に踏み込んで来る作品であるのは、ゲームを通していても分かるのだが、「ラーゼフォン」だけは、取っ掛かりというかキーワードになるものが掴めない。リアルな言葉が少なく、私にとっては霞みの中の世界観になっていて、とうとうゲームの最後まで、こういうことか、という実感がないまま終わってしまった。何とも達成感の薄いゲーム…。（10代くらいの若い世代なら分かるのだろうか…）

　ストーリーがガンダム世界から離れたことで、ガンダムキャラが今一つ目立たなかったのが、今回のゲームの特徴でもあるのだが、味方戦艦が、ネェルアーガマとナデシコの二つだけだったので、ブライトの出番が多かったのは幸いだった。ナデシコの艦長ルリもブライトを立ててくれていたし、久々の「艦長ブライト三昧」を満喫。やはりブライトは、部隊の総指揮官でなくちゃ、やりがいが出ない。今後どんな世界観が繰り広げられようとも、どんな初登場作品があろうとも、ブライトだけは外すな。これが、私の今の願い。

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