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「ウルトラマンティガ/光の子供たちへ」
投稿日 : 2001/06/16 23:31
投稿者 Excalibur
参照先
ウルトラシリーズを題材としたプラネタリウム用番組の、多分第2弾。
今回はウルトラマンティガがメイン・フューチャーされており、こうしてみるとティガもすっかりスタンダードな存在、ウルトラの顔的存在になったのだなぁと実感させてくれる。

物語は西暦2300年、火星で人知れず戦うティガの描写から始まる。強大な敵に破れたティガは時空を超えた。
そして西暦2019年、人類が始めて火星に降り立つ記念すべき日。主人公イクルは仕事帰りに公園のベンチでティガの人形を見つけた。TVでティガに夢中になっていた少年時代を回想するイクル。その時どこからかイクルの名を呼ぶ声が。
気がつくとイクルは少年の姿に戻り、懐かしさの漂う草原に立っていた。そこへ再びイクルを呼ぶ声。目の前には一人の少女が立っており、彼女はそこが、テラフォーミングされた未来の火星だと告げる。そしてイクルの助けが必要なのだと。
地球人類は今や、回収したゴミを木星に打ちこみ環境破壊をしているという。その、木星を取り巻くスペースデブリが怪獣化し、火星に迫っているのだ。イクルのいた世界と違ってこの世界ではティガが実在しているものの、今のティガはその光を失っている。ティガを復活させるためには、イクルの「光」が必要なのだ。
はたしてイクルはティガを復活させ、火星を守れるのか――?!

完全に紙芝居化していた前作とは違い、今回は多少のCGも盛りこみ演出面での工夫も見られる。また、エコロジーや親子の関係(仕事人間だったイクルと、その息子アキトとの関わり)にも触れ、ストーリーの幅を持たせようともしているようだが、メタフィクション手法は『ティガ』を始めとする<平成ウルトラ>ではやや使い古された感もあり、純粋に『ティガ』の物語としても良かったのではないかとも思える。
それにしても、ティガは宇宙空間が似合わないウルトラマンである。というよりも、地球産である<平成ウルトラ>は『ダイナ』以外宇宙とは殆ど無縁であるだけに。

企画・製作:五藤光学研究所/バンダイ/円谷プロ
脚本:北昭博    演出・プロデューサー:田中正明    2001年
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