
「ウルトラマンネオス」 (パイロット版)
投稿日 |
: 2000/11/22 23:43 |
投稿者 |
: Excalibur |
参照先 |
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日米合作のアニメ『ウルトラマンUSA』(国内では劇場公開)、日豪合作の『ウルトラマングレート』と
日米合作『ウルトラマンパワード』(2作とも国内ではビデオ・リリース)に次いで、円谷プロ創立30周年の年(1996年)にTVシリーズ化を果たすべく企画された新ヒーローがウルトラマンネオスである。
特徴としては、第2次怪獣ブームの頃の裏設定である処の”宇宙警備隊”の”勇士司令部”所属のウルトラ超戦士であるとしたことと、相棒として同じく”宇宙警備隊”・”宇宙保安庁”所属の超戦士ウルトラセブン21が設定された点であろう。つまり一つの作品にヒーローが二人用意されているのだ。
1995年春先から雑誌媒体でデビューしたこの新ヒーローは、イベントでも活躍。児童層にも広くアピールした。そしてTVへのセールスを兼ねてパイロット・フィルムが作成されたのだが、残念ながらTV化は頓挫。代って紆余曲折ある中で誕生したのが『ウルトラマンティガ』だったという経緯がある。
さてこのパイロット版、10分弱ではあるが見所は多い。ストーリーはこれといってなく、怪獣出現(ドレンゲランとそれを操るザム星人)→防衛組織(HEART)出動→攻撃→ヒーロー出現→戦い、という流れの中で新ヒーローをアピールする作り。ドレンゲランの首が伸びてネオスを苦しめたり、セブン21が目を細めて表情を出したり、と随所にCGを駆使した新しい表現が試みられている。また、ネオスとセブン21のデザインはオーソドックスに初代ウルトラマンとウルトラセブンを踏襲しており、意外に実現していなかった両ヒーローの共闘を、擬似的に描いてくれているのも古くからのファンには嬉しいところだろう。
かつてはイベント等でこのパイロット版を視聴する機会があったが、現在では<ばっちしV>シリーズ等で一部を見ることが出来る。

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