2006年11月8日　ユニバーサル ミュージック クラシック

（1）Prologue
（2）Boogie Back to YOKOSUKA
（3）Dos Caballos
（4）G sign
（5）Cross #2
（6）For Kids'
（7）Eagle
（8）宝石
（9）宝探し
（10）Piano Breaker Boogie
（11）Ooh See BoogieOoh See Boogie
（12）Over & Over
（13）Apple Cake
（14）Flower Dance
（15）Happy Song

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　フランス語で「兄弟」という意味を持つ、「レ・フレール」という名前のユニットのメジャー・デビュー・アルバム。12歳からピアノを始めた兄の斎藤守也さんと、兄と同じ15歳でルクセンブルク国立音楽学校に留学した弟の圭土さんによる兄弟ユニット。兄弟で1台のピアノを4手連弾する演奏スタイル。

　1台のピアノを2人で連弾するという演奏スタイルがあるのは知っていたので、興味を引かれて聞いてみたが、はっきり言って素人の耳には連弾なのかどうか分からなかった。たぶんピアノに造詣のある人ならば音を聞いて通常の演奏との違いといったものが分かると思うが、片手でもピアノを弾けない私には速い演奏ぐらいにしか思えなかった。おそらくこういった演奏スタイルは、弾いているスタイルを見ることで感慨といったものに触れられるのだと改めて感じた次第。

　収録されている曲は、どれもピアノのみの演奏で、レ・フレールの奏でるピアノの音のみ。兄の守也さんが得意とするバラードと、弟の圭土さんが得意とするブギーピアノが融合したサウンドが詰まっている。ブギーがメインの曲、バラードがメインの曲が収録されているので、それぞれの得意な演奏を聞くことができる。何しろ演奏スタイルが連弾なので、情緒よりも技巧的な感じというのがするのだけど、兄弟ならではの息の合った演奏は流石だと思う。新しいピアノ・サウンドをお求めの方に。

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