トップページ > 記事閲覧 
「○ ーエンー」 上妻宏光
投稿日 : 2008/03/21 15:57
投稿者 久保田r
参照先
2006年8月9日 EMIミュージック・ジャパン

(1)月の下で
(2)リンゴ追分
(3)○-エン-
(4)彼の面、此の面
(5)最上川舟歌
(6)遙かなる都
(7)祈りの韻
(8)牛深ハイヤ節
(9)静寂の夜に
(10)音乱舞 -じょんがらよさこい-
記事編集 編集
Re: 「○ ーエンー」 上妻宏光
投稿日 : 2008/03/21 15:57
投稿者 久保田r
参照先
 6枚目のオリジナル・アルバムにして、第21回日本ゴールドディスク大賞 純邦楽・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞作。アルバムのテーマは「エン」、キーワードは「祭」。「エン」は、「縁」であり「円」であり「宴」。人と人が縁で繋がり円となって踊り、宴が始まる。日本人にとって大切な「エン」を表現しているアルバム。

 アルバムのテーマとキーワードが如実に表現されている曲は、アルバムタイトル曲である(3)「○-エン-」。祭囃子のような軽妙な太鼓と笛の音をバックに、上妻氏の弾く三味線が表現力豊かに曲を引っ張っている。また(8)「牛深ハイヤ節」と(10)「音乱舞 -じょんがらよさこい-」も、祭の華やかさを表現していて、活気の良い楽しく張りのある曲となっている。

 そうした”晴れ”を表している曲のある一方で、(4)「彼の面、此の面」(7)「祈りの韻」(9)「静寂の夜に」のように静かで落ち着きのある曲もある。これらは、人間の内面を表現しているようなメロディーとなっていて、じっくりと聞かせる曲となっている。特に(4)「彼の面、此の面」は、隠されている精神世界の表現といった聴き応えのある一曲。

 全体としてキーワードの「祭」に沿ったメリハリのあるバラエティに富んだ内容だが、このキーワードを意識しないで聞くと、「洋」のテイストを感じるアルバムでもある。平たく言うと「和」と「洋」のコラボレーションだが、それらを自らのセンスで上手くまとめ上げている。私的には(2)「リンゴ追分」と(5)「最上川舟歌」が気に入った。(やはり東北在住者だからだろうか)
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -