トップページ > 記事閲覧 
「Beams〜AGATSUMA II」 上妻宏光
投稿日 : 2008/03/10 17:02
投稿者 久保田r
参照先
2002年7月26日 EMIミュージック・ジャパン

(1)Beams
(2)In Memory Of NY
(3)Solitude
(4)Accustom
(5)Fun
(6)On Bourbon St.
(7)In The Rain
(8)Grooving
(9)Curfew
(10)Blown Away
記事編集 編集
Re: 「Beams〜AGATSUMA II」 上妻宏光
投稿日 : 2008/03/10 17:03
投稿者 久保田r
参照先
 セカンドアルバム。ファーストアルバムが古典曲を織り交ぜた構成であったことを踏まえると、全曲オリジナルで構成されている当アルバムは、津軽三味線奏者・上妻宏光の実力を知る真の意味でのファーストアルバムと言えるかも知れない。

 アルバムタイトルを始め、全ての曲名が英語で表記されているので、アルバムジャケットを見ずに曲名だけを見ていると、ピアノなどの西洋の楽器が似合いそうなイメージを受けるが、メインとなっている楽器は、もちろん三味線。音の中心に三味線を据え、三味線の音を引き立たせるようにピアノなどの楽器が脇を固めている。ピアノやベースとの絡みは、さながら和製ジャズのような趣きだが、常に三味線がリードしているので、他楽器の音に流されていない。はっきりとしたスタンスの感じられるアルバムとなっている。

 このアルバムの特色を「和と洋の融合」と一言で表すのは簡単だが、収録曲を聞くとそんな単純な表現では済まない内面の奥深さが感じられる。ギターの代わりに三味線を宛てがったとかそんな表面的な試みではなく、どの曲にも上妻氏の感性から生まれたメロディーが奏でられており、三味線でなくては表現できないであろう日本的な深みのある仕上がりとなっている。

 (3)「Solitude」(9)「Curfew」は、メロディアスな曲に浸ることができる。自信の表れが感じられる(4)「Accustom」(10)「Blown Away」は、三味線の奏法に圧倒される。そして、アルバムタイトルである(1)「Beams」は、曲の構成が見事。印象的。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -