2006年9月20日　BMG JAPAN

演奏：アマデウス管弦楽団

（1）交響曲第35番K.385「ハフナー」:第1楽章（2）ピアノ協奏曲第26番K.537「戴冠式」:第1楽章（3）オペラ「フィガロの結婚」K.492:序曲（4）セレナード第13番K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」（5）弦楽五重奏曲K.516:第1楽章（6）ホルン協奏曲第3番K.447:第1楽章（7）セレナード第12番K.388:第4楽章（8）大ミサ曲K.427:「キリエ」（9）交響曲第39番K.543:第4楽章（10）弦楽四重奏曲第17番K.458「狩り」:第4楽章（11）セレナード第10番K.361「グラン・パルティータ」:第1楽章（12）ピアノ協奏曲第19番K.459:第1楽章（13）オペラ「魔笛」K.620:序曲（14）ピアノ協奏曲第24番K.491:第4楽章（15）弦楽四重奏曲第19番K.465「不協和音」:第1楽章（16）セレナード第13番K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」（17）交響曲第40番K.550:第4楽章（18）セレナード第13番K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」（19）交響曲第40番K.550:第4楽章（20）セレナード第13番K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」（21）交響曲第40番K.550:第4楽章（22）ピアノ・ソナタ第15番K.545:第1楽章（23）オペラ「後宮からの誘拐」K.384:序曲（24）セレナード第13番K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」（25）交響曲第40番K.550:第4楽章（26）交響曲第41番K.551「ジュピター」:第1楽章（27）ピアノ協奏曲第21番K.467:第1楽章（28）交響曲第38番K.504「プラハ」:第1楽章（29）ピアノ協奏曲第20番K.466:第1楽章（30）ピアノ協奏曲第26番K.537「戴冠式」:第1楽章（31）オペラ「ドン・ジョヴァンニ」K.527:序曲（32）ホルン協奏曲第1番K.412:第1楽章（33）ピアノと管楽のための五重奏曲K.452:第3楽章（34）オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」K.588:序曲（35）ピアノ協奏曲第25番K.503:第1楽章（36）幻想曲K.475（37）ピアノ・ソナタ第11番K.331:第3楽章「トルコ行進曲」（38）クラリネット五重奏曲K.581:第1楽章（39）キラキラ星変奏曲K.265（40）アダージョとフーガK.546:「フーガ」（41）ホルンと管弦楽のためのロンドK.371（42）弦楽五重奏曲第3番K.515:第4楽章（43）交響曲第41番K.551「ジュピター」:第1楽章（44）アダージョとフーガK.546:「フーガ」（45）交響曲第41番K.551「ジュピター」:第1楽章（46）ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K.364:第2楽章（47）ピアノ協奏曲第9番K.271「ジュノーム」:第2楽章（48）セレナード第6番K.239「セレナータ・ノットゥルナ」:第2楽章（49）ディヴェルティメントK.136:第2楽章（50）フルート協奏曲第2番K.314:第2楽章（51）交響曲第25番K.183:第3楽章（52）交響曲第31番K.297「パリ」:第2楽章（53）フルート四重奏曲第1番K.285:第2楽章（54）ディヴェルティメント第17番K.334:第3楽章（55）フルート協奏曲第2番K.314:第2楽章（56）オーボエ四重奏曲K370:第2楽章（57）ヴァイオリン協奏曲第4番K.218:第2楽章（58）フルートとハーブのための協奏曲K.299:第2楽章（59）ピアノ協奏曲第9番K.271「ジュノーム」:第2楽章（60）ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K.364:第2楽章（61）交響曲第25番K.183:第1楽章（62）ディヴェルティメントK.137:第2楽章（63）管楽器のための協奏交響曲K.297b:第1楽章（64）ファゴット協奏曲K.191:第1楽章（65）ディヴェルティメントK.138:第1楽章（66）ヴァイオリン協奏曲第3番K.218:第2楽章（67）交響曲第25番K.183:第4楽章（68）セレナード第7番「ハフナー」:第1楽章（69）交響曲第29番K.201:第1楽章（70）フルート協奏曲第2番K.314:第3楽章（71）フルート協奏曲第2番K.314:第1楽章（72）交響曲第31番K.297「パリ」:第1楽章（73）ピアノ・ソナタ第8番K.310:第1楽章（74）フルートとハーブのための協奏曲K.299:第1楽章（75）交響曲第36番K.425「リンツ」:第1楽章（76）モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618

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　一言で表すと、羽田健太郎氏によるモーツァルトカタログ集…といったところ。延べ76曲収録となっているが、実際には56曲の抜粋部分をメドレー演奏しているので、1曲ごとの収録時間は短く、長いもので3分2秒、短いものは7秒というタイムで、あっという間に通り過ぎるうえにメドレーなので1曲ごとの区切りはなく、流れるように次から次へと演奏され、気がつくといつの間にかアルバムが終わっているという感じ。クラシックを聞く時にありがちな退屈な時の流れという感覚がないので、そういった意味では音の変化に富んだポップな感じのするアルバムとなっている。

　5楽章構成とのことだが、区切りは、（25）曲目と（45）曲目と（60）曲目と（75）曲目でよいのだろうか…（この区切りだと第5楽章が（76）曲目のみになるのだが）。今ひとつ自信がないが、モーツァルトの音楽に詳しい人ならばそれぞれの楽章のまとまりが分かるかも知れない。でも、何と言ってもメドレー演奏なので、楽章にこだわることなく聞き流すくらいの気軽さで聞いてよいアルバムだと思う。

　このアルバムの最大の特徴は、メドレーであるということの他にリズムが入っていること。曲によっては入っていないのもあるが、全体を通してドラムと手拍子のような音が一定のリズムに乗って入っている。このリズムが、このアルバムをポップ調にしている大きな理由の一つ。決して重々しいものではなくて、気楽にモーツァルトでもいかが？といった感じのする仕上がりになっている。

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