トップページ > 記事閲覧 
「Beyond」 上妻宏光
投稿日 : 2007/07/27 15:58
投稿者 久保田r
参照先
2004年1月28日 EMIミュージック・ジャパン

(1)暁の光
(2)悲しみの果て
(3)Shami's Groove
(4)紙の舞 (Beyond Version)
(5)ペンノレ〜津軽よされ節
(6)Tears...
(7)Panther
(8)鼓動
(9)In The Sky
(10)君への想い

記事編集 編集
Re: 「Beyond」 上妻宏光
投稿日 : 2007/07/27 15:58
投稿者 久保田r
参照先
 ヒーリングミュージックでおなじみの「feel 」シリーズの「New Asia」というアルバムを聞いた時に上妻宏光氏の津軽三味線の音に強烈に惹かれた。もともと津軽三味線には興味があり、歳を取ったら老後の趣味に習ってみようかなと思うほど惹かれていたので、上妻氏のオリジナル・アルバムの世界に触れてみようと思って聞いてみた。

 感動の驚き。同じ楽器でも演奏する人によって微妙に音が異なるように、上妻氏の津軽三味線の音色は、今までに聞いたことのない新鮮な空気というか、上妻氏にしかない感性で奏でられていた。伝統的な楽器の音色が、古めかしい音を内包したまま現代の空気とも解け合っている音色。これはひとえに上妻氏の感性の賜物だと思う。伝統楽器への敬愛が感じられる新鮮な音色だった。

 上妻氏は、他ジャンルの音楽とのセッションを積極的に行っており、このアルバムでそれらをふんだんに聞くことができる。他ジャンルの音楽に片寄るのではなく、きちんと上妻氏の弾く津軽三味線の音がメインにあって、そのうえで様々なミュージシャンとのセッションが行われている。アコーディオン奏者のcoba氏、ギター奏者の渡辺香津美氏、ドラム奏者の斉藤ノブ氏などなど。特に斉藤ノブ氏とのセッション(8)「鼓動」は、一発録りの即興もの。お互いの鼓動がお互いの音を引き出している最高の演奏となっている。

 このアルバムの中で気に入っている曲は、どれも気に入っているのだが、敢えて挙げるとすると(1)「暁の光」と(4)「紙の舞 」と(5)「ペンノレ〜津軽よされ節」と(9)「In The Sky」。(5)「ペンノレ〜津軽よされ節」は、上妻氏の弾く伝統的な曲ということで外せないポイントであるし、(1)「暁の光」は、アルバム最初の曲として心地よいインパクトさ。そして、(4)「紙の舞 」は、タイトルのごとくはらはらと舞う紙の儚さが表現されていて繊細な音色。(9)「In The Sky」は、開放感のある爽やかな広がりのある曲。どの曲もメロディアスで心の琴線に触れる曲ばかり。上妻氏の感性に惹かれる人におすすめ。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -