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「楔 KUSABI」 上妻宏光
投稿日 : 2014/02/12(Wed) 15:43
投稿者 久保田r
参照先
2012年10月24日 EMIミュージック

(1)Wonder
(2)月影/with 雅 -MIYAVI-
(3)Afro Blue
(4)みだれ桜/with 宮沢和史 & 塩谷哲
(5)La Noche de Segovia 〜 セゴビアの夜/with 沖仁
(6)Fragile
(7)TMW 〜 Tsugaru meets Waltz/with 小松亮太
(8)J-E-N-O-V-A/with 植松伸夫
(9)TRINITY/with 東儀秀樹 & 古澤巌
(10)仮想の記憶
(11)ザナルカンドにて
(12)縁の詩
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Re: 「楔 KUSABI」 上妻宏光
投稿日 : 2014/02/12(Wed) 15:44
投稿者 久保田r
参照先
 5年振りの新作となる津軽三味線奏者、上妻宏光さんのアルバム。今作のテーマは「津軽三味線エヴォリューション」。伝統音楽を継承しつつポップス音楽を柔軟に取り入れ、様々なアーティストとのコラボレーションをメインとして革新的且つ進化を続ける津軽三味線サウンドを繰り広げている。

 メインの楽器として鳴っている津軽三味線の音は紛れもなく「和」の音色であるのに、収録されている楽曲の数々は日本的なメロディーの枠を超えたポップス・サウンドで彩られており、ギターやピアノとの掛け合いの相性もよく、現代のグルーヴに満ちている音楽という印象。

 以前より楽曲の表現力には抜群のセンスがあり、アルバムを重ねるごとに世界感の構築と共に新たな試みにも積極的に取り組んでおり、前作よりも時代の感覚と洗練さが増している点が素晴らしき姿勢かと。今作のテーマは「津軽三味線エヴォリューション」であるため、収録楽曲は多様な表情を持っており、一曲ごとに異なる世界感を持ったものばかり。ゲストのアーティストとのコラボレーションによって生み出された音楽は、ゲストの奏でる特徴的な音色を活かしつつ、情感豊かな津軽三味線の表現力によって巧みに融合した仕上がりとなっている。

 (6)「Fragile」は、アルバム「AGATSUMA Plays Standards」にも同曲が収録されているが、アレンジを変えての収録。今作ではより一層津軽三味線の音が引き立っている素敵な演奏となっている。どの曲も聞き込むほどに印象の深まる楽曲ばかりであるが、中でも(4)「みだれ桜/with 宮沢和史 & 塩谷哲」は、ボーカルの宮沢和史さんの声が染み入るようなインパクトさで印象に残った。(8)「J-E-N-O-V-A/with 植松伸夫」は、今までにない斬新な音の広がりが新たな世界を感じさせる印象となっている。
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