「Takamiy Classics」
投稿日 | : 2014/06/13(Fri) 16:01 |
投稿者 | : 久保田r |
参照先 | : |
2011年8月10日 EMIミュージックジャパン
(1)シュトラウス (R): ツァラトゥストラはかく語りき - 導入部
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
(2)ドヴォルザーク: 交響曲 #9 ホ短調, Op. 95, 『新世界より』 - 4.
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(3)アルビノーニのアダージョ (ジャゾット編)
サー・ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団
(4)ラフマニノフ: ピアノ協奏曲 #2 ハ短調, Op. 18 - 1. モデラート
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(5)プッチーニ: トゥーランドット - 誰も寝てはならぬ
ホセ・カレーラス(テノール) アラン・ロンバール指揮 ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団 ライン歌劇場合唱団
(6)シューベルト: セレナーデ
カーメン・ドラゴン指揮 ハリウッド・ボウル交響楽団
(7)ホルスト: 惑星, 木星 - 快楽をもたらす者
サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(8)リスト: 愛の夢
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
(9)シューマン: トロイメライ
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
(10)ワーグナー: ワルキューレの騎行
マリス・ヤンソンス指揮 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
(11)モーツァルト: レクイエム, 「怒りの日」
リッカルド・ムーティ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(12)ショパン: 練習曲 #12 ハ短調, Op. 10/12, 『革命』
スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)
(13)パッヘルベルのカノン
ベルリン弦楽ゾリステン
(14)シューベルト: 魔王
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) ジェラルド・ムーア(ピアノ)
(15)ストラヴィンスキー: 火の鳥 - 終曲
ケント・ナガノ指揮 ロンドン交響楽団
(16)ベートーヴェン: 交響曲 #9 ニ短調, Op. 125, 『合唱』 - 4.
サイモン・ラトル指揮 ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団
<Sprecial Track>
(17)Takamiy Classics Fantasy Op. 1
(誰も寝てはならぬ〜アルビノーニのアダージョ〜ジュピター〜ワルキューレの騎行〜新世界より〜第九)
演奏:Takamiy
Re: 「Takamiy Classics」
投稿日 | : 2014/06/13(Fri) 16:02 |
投稿者 | : 久保田r |
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THE ALFEEの高見沢俊彦さんが選曲・監修したクラシック入門アルバム。収録は16曲に高見沢さんがロック・テイストにアレンジしギター演奏しているクラシック・メドレーの1曲を足した全17曲。高見沢さんが「あえて独断と偏見で自分好みのメロディだけを抽出した」クラシック・コンピレーションアルバム。
懐の広い音楽活動を展開しているTHE ALFEEの高見沢俊彦さんが選曲・監修しているということで興味を惹かれて聞いてみたアルバム。収録曲に有名曲ばかりが名を連ね、加えて小学校か中学校の音楽の授業で聞いて以来ずっと気になっていた(14)「シューベルト: 魔王」が入っていたことが高いプラスポイント。そして作曲された時代に縛られず、尚かつクラシックの中のジャンルにも縛られず、まさにメロディ重視で選曲している点にも敷居の低さと間口の広さを感じさせてくれて好印象。
1枚のCDにこれだけの曲が入っているので、本当にその曲の印象的なフレーズを中心に収録されている。そのため、おいしいとこ取りとも言えるし尻切れトンボとも言える感じ。どうせだったらその楽章全部を入れて欲しい気もするのだけど、しかしそうすると印象的なフレーズに辿り着くまでに時間がかかる曲もあるため、やはりここは「あえて独断と偏見で自分好みのメロディだけを抽出」し、クラシックの美しい旋律に触れてもらうのを優先とした、まさしく入門にふさわしい構成が妥当なのかと。各曲ごとに指揮者と演奏楽団名が記されてあるので、このアルバムをきっかけに気に入ったクラシックのCDをショップでを探す手がかりにもなるのも嬉しい気配り。
ラストのスペシャル・トラックの(17)「Takamiy Classics Fantasy Op. 1」は、収録曲中最も長い演奏タイムにして流石のアレンジとギターを聞かせてくれている。ギターが鳴り響くと一気に現代のロック・サウンドとなるが、メロディは紛れもなくここまでに聞いた名曲の数々。メロディアスかつドラマチックな盛り上がりの曲が多いのも頷けるところ。高見沢さんのセンスと情感の豊かさと個性が感じられるアルバム。