最初にＬＰが出たのは１９７７年とのこと。もっと古いのかと思っていたけれども、そうすると私はリアルタイムで聴いていたことになる。
勿論トミタイサオなる人物がどういう人で、また「惑星」という組曲がどんな曲なのかは知る良しもない。
『宇宙戦艦ヤマト』に『スター・ウォーズ』、自分の周りを＜宇宙＞が取り巻き始めた、正にそのタイミングで、全くの白紙の状態で聴いたのだ。
そして思った。なんだこりゃ・・・・？

今でこそ原典に忠実な様々な演奏盤を聴いた上では、この冨田盤を楽しむゆとりもあるのだけれども、冒頭の管制官とのやりとりからロケット発射という展開に、当時の私は大いに悩んだものだった。
これ、クラシックだろ・・・？

このＬＰを私に薦めてくれた友人は、得意になってシンセサイザーとは何か、トミタイサオはどれだけスゴイのかを説明してくれるのだが、こちとらチンプンカンプン。どうやら宇宙を舞台にしたＳＦ音楽劇が繰り広げられているのだろうと見当はつけてはみたが、どうにも納得いくものではなかったのでありました。

それからしば〜らくたってからＣＤを購入。改めて聴いてみると、前述の通りそれなりに楽しんだのだが、それはやはり原曲をきちんと聴いて知っていたから。
初めにこのトミタ盤を聴いてしまったのは、ある意味不幸だったのかも知れないなー、と思う今日この頃であります。

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ホルスト＝冨田編　　　組曲「惑星」

１．火星
２．金星
３．水星
４．木星
　　土星
５．天王星
　　海王星

冨田 勲（シンセサイザー）

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