「PSYCHEGUNDAM Four's Counter Attack」
サイケガンダム〜逆襲のフォウ〜

1999年4月2日　King records
Produced：池田貴族／All-Arrenged：イケダNT研究所／Four's Voice：島津冴子／Illustration：北爪宏幸／Art Concept：池田貴族／Special Thanks：富野由悠季

（1）Z ・刻をこえて（鮎川麻弥）詞／井荻鱗　曲／ニールセダカ
（2）翔べ！ガンダム（池田貴族）詞／井荻鱗　曲／渡辺岳夫
（3）水の星へ愛をこめて（森口博子）詞／売野雅勇　曲／ニールセダカ
（4）アニメじゃない〜夢を忘れた古い地球人たちよ〜（新井正人）詞／秋本康　曲／芹沢廣明
（5）サイレント・ヴォイス（ひろえ純）詞／売野雅勇　曲／芹沢廣明
（6）永遠にアムロ（池田貴族）詞／井荻鱗　曲／渡辺岳夫
（7）Z ・刻をこえて（Psychederic Dance Voersion）
（8）翔べ！ガンダム（Psychederic Dance Voersion）
（9）水の星へ愛をこめて（Psychederic Dance Voersion）
（10）アニメじゃない〜夢を忘れた古い地球人たちよ〜（Psychederic Dance Voersion）
（11）サイレント・ヴォイス（Psychederic Dance Voersion）
（12）永遠にアムロ（Psychederic Dance Voersion）

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　池田貴族さんプロデュースの、企画ものアルバム。
　このアルバムをレンタルして来た動機は、単純に「面白そう。聴いてみよう」というだけのものでありました。とは言っても、収録されている曲が知らないものばかりでは借りはしないのですが、幸い（1）曲目が、ガンダムの数ある歌の中でも特に気に入っている『Z ・刻をこえて』でありましたし、（4）曲目と（5）曲目の『ZZ』の歌も、作品は見ないまでも知っていましたし、それに何より『Four's Counter Attack（〜逆襲のフォウ〜 ）』というタイトルが、一番の魅力でありました。
　そう、私は『Zガンダム』で強化人間として登場した、フォウ・ムラサメのファンなのです。そこへ持ってきて『逆襲のシャア』をパロったタイトル。『逆シャア』のファンでもあるこの私がこれを見逃す筈はない！と、ばかりに借りて来て、聴いてみましたれば、一番最初の音はこれでありました。
　「ねぇ、頼める？キスして」
　はい、島津冴子さん演ずるフォウの声なのでありました。この台詞の後に続け様に『Z ・刻をこえて』が始まります。全部の曲の最初にフォウの声が入っているわけではなくて、次は（4）曲目の時に「私の名前好き？私は嫌い。四番目だからフォウなの。ナンバー４」と、入って、この後は後一回だけ台詞が入ります。
　音楽は、「PSYCHEGUNDAM」とタイトルについているように、オリジナルとは違った「PSYCHE」な音楽となっています。（1）〜（6）までは、歌が入っていますので、オリジナルのアレンジ版といった感じで聴けますし、（7）〜（12）は、歌を外した音楽のみのバージョンで聴くことが出来ます。いっそ単純なまでの構成でありますが、歌がある、なし、は、最も分かりやすく聴きやすい形でありますので、個人的にはこういう構成は好きです。
　考えてみれば、私は、池田貴族さんの歌声を初めて聴きました。こういうアルバムを企画、作成した池田さんは、ガンダムが本当に好きだったのでありますね。愛情を感じます。
　そして、こういった企画アルバムを聴いた後でもやっぱり私が思うことは、『Z ・刻をこえて』の歌はかっこいいな〜〜、ということなのでありました。

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