１．スペース・ファンタジー（Ｒ・シュトラウス〜ワーグナー〜冨田編）
　　　ツァラトゥストラはかく語りき（Ｒ・シュトラウス）
　　　ワルキューレの騎行（ワーグナー）
　　　タンホイザー序曲（ワーグナー）
　　　ツァラトゥストラはかく語りき（Ｒ・シュトラウス）
２．パシフィック２３１（オネゲル〜冨田編）
３．答えのない質問（アイヴス〜冨田編）
４．スター・ウォーズのテーマ（ウィリアムズ〜冨田編）
５．アランフェス（ロドリーゴ〜冨田編）
６．ソルヴェーグの歌（グリーク〜冨田編）
７．ホラ・スタッカート（ディニーク＝ハイフェッツ〜冨田編）
８．ソラリスの海（Ｊ・Ｓ・バッハ〜冨田編）
　　　三声のインヴェンション第２番
　　　我汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ
　　　三声のインヴェンション第２番

冨田　勲＜シンセサイザー＞

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日本公開前から話題になっていた映画『スター・ウォーズ』。今では考えられないことだが、日本公開は全米公開の約１年後。ということで情報はどんどん流れてくるわけで、日本公開時には既に食傷気味だったマニアもいたようです。
で、私が初めて聴いた『スター・ウォーズ』のテーマは、実はこのトミタ・ヴァージョン。サントラ盤よりも先に聴いています。途中お遊びでベートーヴェンの「エリーゼのために」が挿入されているこのヴァージョンが、当時は凄く謎でした。「一体どんな映画なんだろう」と。勿論冨田勲のお遊びなんだという意識もなかったわけですし。
その後も何故かサントラ盤を聴く機会はなかなかなく、ミーコやらデビッド・マシューズのアレンジ版や、レーモン・ルフェーブル・オーケストラやカラベリ・グランド・オーケストラなどなどのカヴァー版ばかり耳にしてまして、本家本元のサントラに触れたのはかなり後のことです。ラジオなどで流れるのはカヴァー版の方が多かったんですね、当時は。

あと、これはちょっと記憶が定かじゃないのですが、当時ＮＨＫ−ＦＭで『銀河鉄道９９９』をラジオドラマ化したことがあったのですが、その時のＢＧＭとして「パシフィック２３１」を使っていたような・・・？

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私の小学校時代の友人にＨくんという人がいました。
一度も同じクラスになったことはなく、５年生の時だったかに「友人の友人」という形で知り合ったはずですが、ちょっとカッコつけてるというか気取った面を持った奴でした。
ベテラン刑事に知り合いがいるとかでカバンにモデルガンを忍ばせていたり、シンセサイザーを持っていて作曲や録音もしているなどという話もしてくれました。実際彼の家にはなかなか見事なステレオが鎮座ましまし、オーディオ・マニアだったのは間違いないと思います。キーボードもあったので何かはやっていたのでしょう。ピアノを習ってたということも聞いたように思いますが、本当かどうか。ただ学年対抗の合唱コンクールなどでは指揮者をやっていたりもしていたので、何がしかの音楽的素養というか経験があったのは事実なんでしょう。
そんな彼から「これは自分が演奏して録音に参加したものだ」と言われて聴かされたのが、このアルバムの曲でした。「そいつは凄いな」と最初は感心した単純な私です。でもしばらくして別の友人から同じ曲を聴かされることになり・・・・・・。それからＨくんとは距離を置くようになりました。彼は前と同じように接してくるのですが、私には彼の言うことが全て信じられなくなってきたんですね。それでそれまでの彼から聞いた話を思い返してみると、どうも彼には虚言癖があるんだということに気付きました。どちらかというと、クラスでも浮いているような存在だったようですし・・・。
それからもＨくんとの付合いは続いていたのですが、しょっちゅう遊びに行っていた彼の家にもいかなくなり、やがて卒業。中学が別々だったのでその後は偶然１〜２度会ったくらいで、今は何をしているのやら。その後何年も経ってこのＣＤを買ったのですが、聴く度にＨくんのことを思い出します。

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