三枝成彰/ヴァイオリン協奏曲「雪に蔽われた伝説」
投稿日 | : 2002/07/27 22:35 |
投稿者 | : Excalibur |
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1.ヴァイオリン協奏曲「雪に蔽われた伝説」〜シベリウスへの墓碑銘〜
(HBC創立40周年記念委嘱作品) 三枝成彰/作曲
ヴァイオリン独奏/深山尚久
1991/11/7 北海道厚生年金会館ホール
二つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調 A・ヴィヴァルディ/作曲
2.第1楽章 アレグロ
3.第2楽章 ラルゲット・エ・スピリトーソ
4.第3楽章 アレグロ
二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043 J・S・バッハ/作曲
5.第1楽章 ヴィヴァーチェ
6.第2楽章 ラルゴ・マ・ノン・タント
7.第3楽章 アレグロ
ヴァイオリン独奏/徳永二男(第一ヴァイオリン)
深山尚久(第二ヴァイオリン)
1990/4/19 釧路市民文化会館ホール
指揮/堤 俊作
管弦楽/札幌交響楽団
クラシック音楽の作曲家として
投稿日 | : 2002/07/27 22:36 |
投稿者 | : Excalibur |
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三枝成彰というとやはりTVや映画音楽の作曲家というイメージが強いのだが、モーツァルト作品の補筆を行うなど本来はクラシック畑の人。この表題曲はHBC北海道放送の40周年記念というで書き下ろしたもので(元々は札響の創立30周年及び堤俊介の指揮者活動20周年ということで依頼したものらしい)、現代音楽というと前衛的でとかくわかりにくいと敬遠されがちだけれどもそんなことはない。映像音楽などでもお馴染みのメロディー・メーカーぶりが覗えるもので、『機動戦士ガンダム/逆襲のシャア』あたりの曲にも通じるものがある。機会があれば、是非ともこういった作品にも触れて欲しいものだ。
なお、カップリングはヴィヴァルディとバッハのヴァイオリン協奏曲。N響と札響のコンサートマスター共演も楽しめるが、全てコンサート・ライヴゆえか録音状態が必ずしも良好とは言えないのが惜しい。