その昔、美少女高校生ハーピストとして紹介されていたのを何となく思い出す。今は２１歳（もうすぐ２２歳か）になった彼女は、なんと外科医志望の現役医大生！音楽と医学なんて両立させられるものなのかー？！と普通なら思うとこですが、それを立派にやってるんだから大したもの。そういえば気付かなかったけど、最近はお菓子のＣＭにも出てたみたいで。
このアルバムの特色は、元々ハープ用のものじゃないクラシック曲を特別にアレンジして演奏していること。そんな中に一曲だけビートルズが入っております。Ｊクラシックのお約束ともいうべきこのクロスオーヴァー、作品の幅が広がるのは決して悪いことじゃないんですが。
ところでこの４曲めなんですが、ジャズっぽいアレンジになっておりまして、最初は原曲がなんだか全然わかりませんでした。「亡き王女のためのパヴァーヌ」って大好きな曲なんですがね。チャレンジってことでしょうが、これはちょいとやりすぎでは。他の曲がここまでかっ飛んだアレンジになってないので浮いてます。全部が全部ポップなアレンジのアルバムを出すというならそれはそれで面白いと思うし、本人はハードロック好きらしいので今後は斬新な企画アルバムもありだとは思いますが、今回はちょっと気になりました。

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1. アダージョ（バーバー）
2. 君の声に我が胸ひらく〜≪サムソンとデリラ≫より　（サン＝サーンス）
3. ラルゴ〜≪四季：冬≫より（ヴィヴァルディ）
4. 亡き王女のためのパヴァーヌ（ラヴェル）
5. 涙のパヴァーヌ（ダウランド）
6. アヴェ・マリア（カッチーニ）
7. 愛の夢（リスト）
8. Ｇ線上のアリア（バッハ）
9. ヴォカリーズ（ラフマニノフ）
10. 子守歌（フォーレ）
11. サムシング（ジョージ・ハリスン）
12. 主よ人の望みの喜びよ（バッハ）

竹松舞（ハープ）／井上鑑（編曲）
朝川朋之（ハープ）／金原千恵子グループ（ストリングス）
高水健司（ベース）／山木秀夫（ドラムス）他

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