1. 吉松隆：小さな春への前奏曲〜「プレアデス舞曲集」より／田部京子（ピアノ）
2. ドビュッシー：月の光／竹松舞（ハープ）
3. ドビュッシー：シランクス／高木綾子（フルート）
4. フォーレ：ピエ・イエズ〜「エクイエム」より／高嶋ちさ子（ヴァイオリン）
5. 中村八大：明日があるさ／加羽沢美濃（ピアノ）
6. 宮沢和史：島唄／幸田聡子（ヴァイオリン）
7. ヒナステラ：小麦のダンス／高木綾子（フルート）
8. ジェローム・カーン：煙が目にしみる／デュオ・プリマ（ヴァイオリン・デュオ）
9. 加羽沢美濃：やさしい風／加羽沢美濃（ピアノ）
10. トム・エヴァンズ＆ピーター・ハム：ウィザウト・ユー／高嶋ちさ子（ヴァイオリン）
11. ワトキンス：ファイヤー・ダンス／竹松舞（ハープ）
12. プッチーニ：歌に生き、恋に生き〜歌劇「トスカ」より／幸田聡子（ヴァイオリン）
13. ドン・ヘンリー＆グレン・フライ：デスペラード／高木綾子（フルート）
14. レノン＆マッカートニー：ノルウェイの森／竹松舞（ハープ）
15. フランク・チャーチル：いつか王子様が／加羽沢美濃（ピアノ）
16. 岩代太郎：愛の香り〜Fragrance of Love／高嶋ちさ子（ヴァイオリン）
　

編集

ちょっと前までは耳慣れなかった”Ｊクラシック”という言葉も、最近はかなり定着してきたのか、あちこちで見かけるようになってきた。元々は売上げが伸びずに悩むレコード会社やレコード店が、半ば戦略的に使い出した表現で、広義ではクラシックというジャンルに留まらない幅広い活躍をする若手の日本人アーティストの総称ということになるようだ。このアルバムに収録されている曲も、いわゆるクラシックから、歌謡曲、映画音楽、そしてオリジナル曲とバラバラ。それでいて、通しで聴いていても違和感がないのが素晴らしい。
副題にあるように、このアルバムも人気と実力を兼ね備えた女性アーティストのみの選曲で、こういうのを見ているとやはりクラシック界もビジュアル全盛だなぁと実感。ひとむかし前までは「美人アーティスト」と紹介されても「ウソツケ！」てな感じの人もいたものだが、このメンバーだったら文句ないだろう。

編集