となりのトトロ
１．風のとおり道
２．となりのトトロ
３．風の谷のナウシカ
４．ルパン三世
　　　ルパン三世のテーマ〜ルパン三世・愛のテーマ
５．耳をすませば
　　　丘の町〜エルフの女王〜流れる雲、輝く丘〜夜明け〜カントリー・ロード
６．もののけ姫
　母をたずねて三千里
７．草原のマルコ
　魔女の宅急便
８．旅立ち
９．海の見える街
１０．晴れた日に
　天空の城ラピュタ
１１．君をのせて
　紅の豚
１２．帰らざる日々

高嶋ちさ子（ヴァイオリン）
丸山和範（ピアノ）　安宅薫（ピアノ）　朝川朋之（ハープ）　後藤勇一郎（ヴァイオリン）他
　

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ＴＶなどでもお馴染みのタレント（苦笑）、もとい美人ヴァイオリニスト高嶋ちさ子が、宮崎アニメの音楽に取り組んだカヴァー・アルバム。”宮崎アニメ＝久石譲”というイメージはかなり強いと思われますが、その図式にとらわれることなく、『母をたずねて三千里』などが取り上げられているのは嬉しいですね。原曲に忠実ではないけれども、その魅力を損なわずに、時に軽快に時にしっとりと聴かせてくれるアレンジ・演奏は一聴の価値はあります。楽器一つ一つの音色を大切にしたアコースティックなサウンドを、オーケストラやシンセサイザー主体のサントラ盤と聴き比べてみるのも面白いでしょう。
『トトロ』や『ナウシカ』や『ラピュタ』、『もののけ姫』あたりの久石メロディーは、どうアレンジしてもイメージが変わらないんだなぁというのは新たな発見でした。一方でメドレーで演奏される「ルパン三世のテーマ」と「ルパン三世愛のテーマ」は、まるで違った顔を見せてくれるので注目です。勿論、カヴァー演奏される機会自体が少ない「草原のマルコ」もですが。
クラシックには馴染みのない人へも広くアピールする内容と言えそうで、彼女自身にも会心の作なんでしょうか、後に発売されたベスト盤にはこのアルバムからのセレクトがかなりありました。

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