
ホルスト:組曲「惑星」/J・ウィリアムズ指揮ボストン・ポップス
投稿日 |
: 2003/01/27 21:23 |
投稿者 |
: Excalibur |
参照先 |
: |
ホルスト
組曲「惑星」 作品32
1.火星―戦争の神―
2.金星―平和の神―
3.水星―翼をもった使いの神―
4.木星―快楽の神―
5.土星―老年の神―
6.天王星―魔術の神―
7.海王星―神秘の神―*
ダングルウッド祝祭女声合唱団(合唱指揮:ジョン・オリヴァー)*
ボストン・ポップス
指揮:ジョン・ウィリアムズ

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ジョン・ウィリアムズの「惑星」
投稿日 |
: 2003/01/27 21:24 |
投稿者 |
: Excalibur |
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: |
『スター・ウォーズ』の音楽作りの際にも参考にしたという≪惑星≫を、ジョン・ウィリアムズ自らが手勢(?)のボストン・ポップスを率いて表現、というコンセプトは実に魅力的だ。このレコーディングの意義はその一点だけにあるといっても良いだろう。でも演奏そのものは至極真っ当なんである。
気になることといえば、<火星>がやったらテンポが早いことに代表されるように全体的に軽いこと。しかしそこはボストン響まんまじゃないという編成上の都合もあるだろうし、何よりもクラシックではなくポップスを演奏するオーケストラなんだという意識も影響しているのだろう。だから、「どっぷりと≪惑星≫に浸りたいんだ!」という人には決してお勧め出来ない盤である。その代りサロン・ミュージックに使いたい人(いるのか、そんなヤツ?)には良いかも。お気楽BGMにするにはちょっと重たいとは思うけどね。
ということで、ボストン・ポップス常任指揮者(当時)のウィリアムズのワークとしては悪くないのだけれども、『スター・ウォーズ』作曲家ウィリアムズとしてはちょっと食い足りない出来。出来れば『スター・ウォーズ』と同じロンドン響かなんかで重々しくやって欲しかったなぁとも思うけど、もう無理かなぁ。

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