01. チャイコフスキー：花のワルツ 〜バレエ「くるみ割り人形」より〜
02. ロドリーゴ：アランフェス協奏曲より第2楽章
03. フォーレ：夢のあとに
04. サン・サーンス：白鳥
05. ボロディン：ダッタン人の踊り 〜 歌劇「イーゴリ公」より 〜
06. ブラームス：交響曲第3番より第3楽章
07. メンデルスゾーン 〜ブラームス 〜チャイコフスキー：ヴァイオリン協奏曲メドレー
08. スメタナ：モルダウ 〜「わが祖国」より
09. レスピーギ：シチリアーノ 〜「リュートのための古風な舞曲とアリア」より
10. カッチーニ：アヴェ・マリア
11. モーツァルト：ラクリモーサ 〜「レクイエム」より
12. ベートーヴェン：歓喜の歌 〜交響曲第9番「合唱」より
13. ドヴォルザーク：交響曲第9番「新世界」より第2楽章

加羽沢美濃（編曲・ピアノ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　2000.2.16〜18　岡谷カノラホール

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楽譜通りに弾くよりも即興演奏の方が性に合っているらしいカバちゃんが、珍しく（？）全曲クラシックに挑戦したソロ・ピアノ・アルバム。といってもちっともガチガチな演奏ではありません。そもそもピアノ曲が一曲も入っていませんし、かなり異端なアルバムであります（ベートーヴェンの第九を、今まで一度も通しで聴いたことないというライナーノーツのコメントも「らしい」です）。その最たるものが７曲めでしょう。なんせメンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキーという全く無関係の作曲家による「ヴァイオリン協奏曲」を勝手にメドレーにして、しかもピアノでやっちゃおうというんですからね。クラシック畑一辺倒の人にはなかなか出て来ない発想です。それも、おそらく原曲を知らない人には全く違和感を抱かせないだろう一体感を持たせたアレンジなのもさすが。お気に入りは、先日コンサートで彼女の生演奏でも聴きましたが、原曲が素敵なカッチーニの「アヴェ・マリア」。レスピーギの「シチリアーノ」も良い感じです。

そういえば1曲目の「花のワルツ」は現在、彼女が司会を務めているＮＨＫ−ＦＭの番組「名曲リサイタル」のテーマ曲としても使われています。

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